生で食べられない野菜ってあるの? | 人は食べた物で創られる

生で食べられない野菜ってあるの?

健康維持

生野菜と聞くとサラダを連想しませんか?日頃から一日360gの野菜を食事に取り入れられることが推奨されています。健康を維持するために生野菜のサラダなどを食べますが、実は生で食べられない野菜があることをご存じですか。お手軽食材で調理もしやすいブロッコリーやもやし、ジャガイモなど数多くの野菜の中で食べられないものなどを調べてみました。

生野菜って聞くと生で食べるイメージがありますが

野菜の中には生では食べられないものもあるので注意が必要よ

野菜は食事に必要食材

健康のため、美容のため、人によって様々な食べる理由がある野菜ですが、健康志向が高い現代では野菜を自由自在にアレンジして食べる人も多いと思います。野菜を摂取する際に簡単な食べ方は、ドレッシングをかけるだけですぐに食べられるサラダやミキサーなどでジュースやスムージーなどにして摂取もお手軽です。

野菜は生で食べるのがいい?

野菜を食べることが推奨されている理由は、野菜に含まれる栄養にあります。野菜には主にビタミン類や酵素などが含まれており、生の状態で食べるからこそこれらの栄養素を体に取り込むことができます。野菜の栄養素は加熱調理してしまうと壊れてしまい、本来野菜が持つ栄養素をしっかり取り込むことができません。そのため野菜は生で食べる方が良いと言われているのです。しかし量を取るには生だけでは厳しいかもしれませんので温野菜やお浸し煮物にても問題はありません。野菜の中には生では食べられないものあります。

野菜を生で食べるメリット

野菜を生で食べるメリットは、上記でも触れた通り加熱調理してせっかくの栄養素を破壊しない、ということもそうなのですが、生の野菜はそれぞれの特徴を持っているため、そのせっかくの特徴を生かす、ということにもあります。

加熱調理すれば好みの味に変えることができますし、柔らかく食べやすい状態にはなりますが、野菜がもともと持っているシャキシャキ感だったり、バリバリとした心地の良い食感は完全に失われてしまいます。野菜は生で食べるからこそ楽しく美味しい食感を感じることができ、尚且つしっかりとした食感があることで満足感が得られ、食べ過ぎを防止する役目もあります。

生で食べられない野菜

生で食べられる野菜って、キャベツやレタスなどの葉物ではないでしょうか。パリパリ食感と酸味が病みつきになるコールスローを好む方も多いのでは。キャベツやレタス、トマトやきゅうりなどは生食可能なことが安易にイメージできますが、実際に生で食べられない野菜とは?

ジャガイモなどのいも類

スーパーで度々安売りしているジャガイモやサツマイモ、里芋などは調理しやすく様々な料理に合うことから利用することも多いですが、よく考えてみればジャガイモなどを生で食べたことってありますか?そんな機会は滅多にありませんよね。

その訳は、いも類に含まれるでんぷんは加熱調理を施さなければ消化されないために生食できないということなんでです。しかし、すべてのいも類がダメなわけではなく、いも類の中でも山芋や長芋はすりおろしたり酢と一緒に和えることで、山芋や長芋に含まれる生でんぷんのままでも消化が可能になります。しかし大部分のジャガイモなどのいも類を食べる際はしっかりと火を通してから食べなくて下さい。

ほうれん草

少しクセのある味で、むかしポパイと言う海外アニメで主人公のポパイがほうれん草を食べると無敵になると云うほど栄養価の高い野菜でしかも葉物の感じがしますが意外と生で食べられるのでは?と感じますが、ほうれん草にはクセの原因となるアクが強すぎるため、生食には向いてないんです。更にほうれん草にはクセやキシキシする食感の犯人となる「シュウ酸」という成分が含まれていて、このシュウ酸は摂取しすぎるとカルシウムの吸収を邪魔したり、体内にシュウ酸が溜まっていくとミネラルと結合して尿結石や腎結石などの恐ろしい事態を招く可能性があるため、ほうれん草は下茹でしてから口にすることが一般的です。

最近では生食に特化した「サラダほうれん草」というものも販売されていてサラダにしても体に害がないものもあります。もしほうれん草を生で食べたいときは生食用のものを選びましょう。

たまねぎやにんにく

生で食べられそうで意外と食べられない野菜は、たまねぎやにんにくもそうなんです。たまねぎやにんにくは生食してしまうとアリシンという成分が原因で、腹痛や出血が止まりにくくなる、めまい、皮膚の荒れなどの症状が出る可能性があります。少量や短期間であれば即刻これらの症状が出る可能性は低いですが、大量に食べていたり、長期的に食べている場合は症状が出る恐れがあるためあまり生食にはおすすめできません。

もやし

火を通してもシャキシャキと食べられるもやしは生のままで塩コショウすれば食べられそうですが、実はもやしを生で食べることはNGなんです。もやしの発育方法は日光に当てず、発芽させて育てていきますが、日の光に当てていないということは他の野菜のように自然な消毒がされていないということです。

そのため、もやしは雑菌や大腸菌などの悪影響なものが繁殖しやすく、更に買ってから数日と持たず水分がどんどん出てきてすぐに腐ってしまう野菜です。手軽に食べられる野菜ですが、手軽だからと安易に考えず、必ず加熱調理をしてからにして下さい。

実は生で食べられる野菜

見た目とは裏腹に意外と生で食べられない野菜も多いですが、反対に見た目は食べられなさそうなのに実は生で食べられる野菜もあります。

ブロッコリー

料理に色鮮やかさをプラスしてくれる綺麗なブロッコリーですが、硬そうで自ら生のままかぶりつく…という食べ方をしている方は少数でしょう。茹でて食べることが一般的ですが、そんな硬そうなブロッコリーは生で食べることも可能です。

ブロッコリーやカリフラワー、ケールなどのアブラナ科の野菜は基本的に生で食べられると考えると良いでしょう。しかし、モコモコとした傘が密接になっているブロッコリーなどの野菜は、茹でる前に傘の部分を下にして全体が浸かるように水にしばらく浸けておきましょう。

ブロッコリーの傘の部分は思ったよりも汚れがたくさん付着しています。水にしばらく浸すことでゴミや虫などの汚れをきちんと落としてから食しましょう。

オクラ

ネバネバが特徴のオクラは好き嫌いが分かれる野菜ですが、オクラも生で食べられる野菜に該当します。オクラはあのネバネバにこそ栄養があるため、栄養素のことを考えるとむしろ生で食べることが推奨される野菜ですが生だと少々固いので軽く湯通ししたり、お湯をかけたりしたほうが、やはり食べやすいと思います。

最後に

野菜は普段の食事に欠かせない大切な栄養源です。しかし、生で食べられる野菜なのかどうなのか、自分の体を守るためにはしっかりと調べてみるとあたらいい発見があるかもしれませんよ。

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