嬉しい効果や効能をもったアミノ酸 アスパラギン酸 | 人は食べた物で創られる

嬉しい効果や効能をもったアミノ酸 アスパラギン酸

食品添加物

アスパラギン酸、名前を聞くとアスパラガスから発見された物質の感じがします。それは、その通りで、とても嬉しい効果や効能をもったアミノ酸だそうです。
健康にも美容にもいいのですが、アスパラギン酸には注意点があります。
では、アスパラギン酸にはどんな効果・効能があり、それを得るためにはどこに気をつければいいのか調べてみました。

アスパラギン酸とは

アスパラギン酸とは、体内にあるアスパラギン酸アミノフェラーゼという酵素によって生成されるアミノ酸のことです。体内で作り出すこともできるので、非必須アミノ酸です。
このアスパラギン酸にアンモニア、アデノイド三リン酸にアスパラ銀合成酵素が働くとアスパラギンになりますし、逆に、アスパラギンに酵素がはたらけばアスパラギン酸になるんです。

アスパラギン酸は、食品添加物として加工食品に使用されています。

アスパラギン酸のはたらき

アスパラギン酸はカリウムやマグネシウム、カルシウムといったミネラルを体中に運びます。
また、たんぱく質を作ったり、アンモニアを排出したり、スタミナを増したりする働きをもっています。

しかも、アスパラギン酸は中枢神経系の興奮性神経伝達物質で、記憶や学習に関わるNMDA受容体にも作用しています。
このNMDA受容体は、大脳皮質や小脳、脊髄など、体内のさまざまなところに存在しています。

食品添加物としての働き

アスパラギン酸は、グルタミン酸と同じうま味成分でもあるため、食品添加物としても使われています。
アスパラギン酸のうま味成分はアミノ酸系の酸味で、醤油や味噌など発酵食品のうま味と同じなんです。昆布のうま味成分の一つもこのアスパラギン酸です。

アスパラギン酸の特性で水にとけにくいので、ナトリウムと結合させ、アスパラギン酸ナトリウムとして使用されています。食品添加物として認可(指定)されているアスパラギン酸はL-アスパラギン酸ナトリウムのことです。
主要な用途は調味料で、アスパラギンを補うための強化剤としても使用されます。

なおアスパラギン酸ナトリウムと似た名前でアスパラギン酸カリウムという物質があります。
こちらは食品添加物としては使用できません。用途としては医薬品として使用されます。

アスパラギン酸を多く含む食品

アスパラギン酸は枝豆やそら豆、もやしのような豆類、サトウキビ、レンコンやアスパラガスなどの野菜類、牛肉、鶏肉などに多く含まれています。
アスパラガスから発見された成分なのでアスパラギン酸という名前が付いていますが、アスパラガスにとくに多く含まれているというわけではありません。

その他のアスパラギン酸

アスパラギン酸は食品のほか、化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品、保湿クリームや肌荒れケアクリームなどのスキンケア用品、リンスやトリートメントなどのヘアケア用品にも使われています。

アスパラギン酸の効果・効能とは

肝臓を守る

アスパラギン酸には利尿作用があるので、体内の毒素を排出するデトックス効果が期待出来ます。
アンモニアは肝臓に負担をかけ、中枢神経系にダメージをあたえるのですが、尿として排出することでそういった危険性を回避出来ます。

利尿作用とはアンモニアを体外に排出する作用です。

アンモニアが体内から排出されないと血液中に残ってしまい脳やせき髄にある神経細胞が集まっている中枢神経系にダメージを与えてしまいます。そのダメージの一つに肝臓に負担がかかり肝臓の働きに悪影響をきたしてしまうことがあるのです。

アスパラギン酸は体内の毒素であるアンモニアを素早く無毒化して対外に出すことができる作用があり、肝機能を保護してくれる効果が期待されています。

また脳への神経細胞との情報伝達物質のアミノ酸として作用することから、ストレスを和らげてくれる効果が期待されています。また中枢神経にダメージを受けると、脳梗塞や脳出血が心配されますが、その予防にも効果が期待されています。

疲労を回復と体調を整える

人は、体内に乳酸がたまると疲労を感じます。アスパラギン酸には乳酸を分解してエネルギーに変える力があるので、疲労回復に期待が出来ます。

しかも、病気になったり、ストレスが溜まったりすると、体内のエネルギーが消費され、ビタミンやミネラルが不足してしまいます。
これによりますます体調が悪くなってしまうのですが、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムなど、足りなくなった栄養分を体中にはこんで体調を整えてくれる作用も期待出来ます。

乳酸を分解して疲労回復に効果的であるという面に関してもう少し詳しい仕組みを話すと、アスパラギン酸の作用は、体内で糖と脂肪とアミノ酸がうまく変化していく過程に作用して、疲労の原因となる乳酸を分解してエネルギーを産出するため、疲労回復に効果があると言われているのです。

これはタンパク質の代謝と体内の糖の代謝に作用する効能があるからです。アスパラギン酸はタンパク質の代謝に良く作用し、エネルギーを作る物質を作る効果があるのです。

体内で糖(グルコース、ブドウ糖と呼ばれるもの)が不足するとエネルギーが作られません。しかし糖を作り出す代謝経路にアスパラギン酸が働きかけてくれるのです。

たとえば激しい運動の後には体力を消耗しますが、これは糖が不足したことが原因で感じるのであり、この疲労感に有利に働きかけてくれるのがアスパラギン酸なのです。

肌の調子を整える

アスパラギン酸には保湿効果があるため、しっとりした、なめらかな肌を作ってくれます。
また、アスパラギン酸はタンパク質を作り出す成分の一つなので、肌の新陳代謝を高めるはたらきもあります。

肌の新陳代謝にも効果的なアスパラギン酸は美肌への効果が期待され女性にはうれしい作用があります。アスパラギン酸は保湿効果が優れているので角質の水分を保護してくれる効果があると言われます。

またタンパク質の合成に関りを持つ成分なので、肌の新陳代謝を高める効果があり、美肌作りに効果が期待されています。

肌のたるみを予防し、ハリを持たせると言われるコラーゲンのアミノ酸組織にもアスパラギン酸がたくさん含まれています。アスパラギン酸をたくさん含んでいるコラーゲンは、肌のたるみを予防するだけではなく、髪や爪にも良いといわれ、アスパラギン酸は女性の美容はうれしい効果がたくさん期待されている成分なのです。

アスパラギン酸の効果

疲労を回復してくれる項目で少し触れましたが、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムなどの栄養素であるミネラルの不足を細胞に運ぶ働きがあり、崩れた栄養バランスを整え、体調を整える効果があると言われます。

そしてこの効果についてもう少し詳しく見てもると、アスパラギン酸は体内の体液のバランスを整える作用があるのです。これはたとえばストレスが多かったり病気にかかって体内のビタミンやミネラルがたくさん消費されてしまうと、体液のバランスが崩れてしまい、先ほど話したカリウムやマグネシウムなどの栄養素も不足し体長不良に陥ってしまいます。その時アスパラギン酸は、必要な栄養素などを細胞に運ぶ作用があり、崩れた栄養バランスを整えて体調を整えてくれる効果に期待されているのです。

体内の体液というのは体の50~70%は水分でできていています。このうちの約2/3(体重の約30~40%)が細胞内液、そして1/3(体重の約20%)が細胞外液と言われるものです。

細胞内液は細胞膜を介して物質交換をし、細胞外液は体内を体の中を循環して酸素や栄養素を受け取り、体内の老廃物を体外に排出すること働きをしています。

体がストレスのたまった状態であったり病気であるとミネラルやビタミンなどの栄養素がどんどん消費されてしまい、この体液の循環のバランスがくずれてしまいます。乱れた体液の働きに手助けして細胞にカリウムやマグネシウムなどのミネラルやビタミンなどの栄養素を細胞に運び体調を整える効果があると言われています。

アスパラギン酸の注意点

アスパラギン酸単体での摂取はNG

アスパラギン酸を単体で摂取すると、脳神経を過剰に刺激して細胞を壊してしまうことが指摘されています。
ちなみに、アスパラギン酸とフェニルアラニンという物質を組み合わせたアスパルテームという甘味料がありますが、このアスパルテームは私たちの身体にとって有害であるという報告がなされています。
砂糖の200倍もの甘みがあるということで、さまざまなお菓子やジュースに使われているアスパルテームですが、摂り過ぎにはじゅうぶん注意しましょう。

アスパラギン酸は加熱しない

アスパラギン酸は熱に弱いため、加熱しすぎるとせっかくの成分が壊れてしまいます。
健康や美容にいかすためにも、できれば非加熱、加熱するとしても短時間にとどめておきましょう。

アスパラギン酸ナトリウムの使用基準

食品添加物のL-アスパラギン酸ナトリウムの使用基準は定められていません。対象の食品も使用量の最大限度も使用制限も定められていません。

最後に

食品添加物として加工食品にもちいられているL-アスパラギン酸ナトリウムですが、これは、アスパラギン酸を含む食品から抽出、精製したものです。
もともと食品に含まれているものだから安心だといえばそうなのですが、やはり、精製されたものはそれだけ刺激が強いといえます。健康や美容にいいアスパラギン酸ですから、積極的に摂りたい成分ではありますが、できれば豆類などそれを含む食品から摂取したいものです。

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