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発酵食品には使用されていない方がいい 酒精(しゅせい)

食品添加物

酒精、なんとなくお酒の事かな、それともお酒の製造過程で生成される物と思いませんか。
酒精とは、実は、味噌やさまざまなものに使われている食品添加物なんです。どんな効果があって、どんな目的で使われているものなのか調べてみました。

酒精とは

酒精は「しゅせい」と読み、発酵アルコールのことです。
成分は醸造用のエチルアルコールと同じで、食品添加物に指定されています。

アルコールの種類

アルコールには食用に使用できる発酵アルコールと工業用に使用する合成アルコールに分類されます。

発酵アルコール

発酵アルコールは、一般飲食物添加物(一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるもの)に分類されています。
発酵アルコールは、糖蜜やサトウキビなどの糖質と、とうもこし、さつまいも、じゃがいもなどのデンプンを原料とし、それらを糖化、発酵後、蒸留して作られています。

合成アルコール

合成アルコールは、石油から得られるエチレンを原料にして作られるアルコールです。

酒精とアルコール・エタノール・エチルアルコールの違い

これって、すべて同じなんです。
アルコールは、エチルアルコールやメチルアルコールなど、アルコール類の総称です。
ただし、単にアルコールというときは、エチルアルコールのことを指している場合が多いです。
また、エタノールは国際化学命名法の名称でエチルアルコールが慣用名、日本語名称が酒精なのです。

酒精の表示義務

酒精には表示義務があります。そのまま「酒精」と表示される場合もあれば、「アルコール」「エタノール」と記載されることもあります。

酒精の用途と効果

使用する食品によって用途は違いますが一般的は殺菌のために使用されます。
酒精はアルコールのことなので殺菌に使用されます。アルコール殺菌という言葉はよく耳にしますしコロナの蔓延してる今では日常の事になっています。
また酒精には、発酵を止め、二酸化炭素(炭酸ガス)の発生を抑える効果もあります。

酒精が使われている味噌

味噌は発酵食品ですが、実は酵母が発酵するときは、二酸化炭素が発生します。
二酸化炭素が発生すると、容器が変形したり、膨張したり。身近な現象としては、しばらく置いておいたお菓子などの袋がパンパンに膨らむような状態になります。そのような状態になるのを防いでくれる(発酵を止める)のが酒精なのです。

酒精以外の二酸化炭素発生を抑える手段

二酸化炭素を抑えるためには、酵母のはたらきを止める必要があります。そのため、食品を加熱殺菌しても同様の効果が得られます。

また、食品に酒精を入れず、発生した二酸化炭素が抜けるように容器に工夫を施した商品もあります。
ただし、こちらはコストがかかるため、価格も高めになります。

味噌以外の使用用途

酒精は味噌のほか、魚介類の加工品や麺類、お菓子など多くの食品に使われています。
しかも、みりんや醤油といった調味料にも、日本酒やワイン(酒精強化ワイン)、焼酎といったお酒にも使われていますし、さらには消毒用のアルコールなどにももちいられています。

酒精強化ワインとは

ワインの一種でスペインのシェリー酒やポルトガルのポートワインなどがありますが、これらは酒精を醸造過程で添加して作られている酒精強化ワインです。
これらのワインは気温が高い地域で作られており、他のワインと比べると腐敗や酸化が早く進み保存性が良くないゆえに酒精(アルコール)を殺菌の目的で添加されています。

酒精に危険性や毒性

酒精は食品添加物で、食品安全委員会による安全性テストを経た上で、厚生労働省が使用許可を出しているものですから、定められたラインはきちんとクリアしたもので安全性が保障されています。
それを踏まえた上で、注意しておきたいのは以下のとおりです。

酒精が加えられた食品に健康効果はない

すでに述べたとおり、酒精を加える目的は酵母のはたらきを止めて二酸化炭素の発生を抑えることです。しかしながら、味噌もそうですが、身体にいいとされているのは発酵食品だから。すなわち、酵母が生きているからなのです。
つまり、酵母のはたらきを止めてしまっている食品に健康効果はなくなってしまっています。

発酵食品の健康パワーを吸収したいのであれば購入時に注意して下さい。

アトピーやぜん息の人は注意が必要か

調理で加熱された酒精は、揮発性有機化合物として空間に放出されてしまうことがあります。
そのため、アトピーやぜん息の持病をもつ人はこの物質に反応して、症状があらわれることがあるようです。もちろんアトピーやぜん息だけでなく、なんらかの化学物質過敏症の人は注意が必要な時があります。

酒精の成分はアルコールと同じ

酒精=アルコール=エタノール=エチルアルコールです。
食品添加物としてもちいられている以上多量にはなりませんから、普通に食用、引用しているぶんには問題ありませんが、アルコールに弱い人は、とくに摂取量に気をつけたほうがいいでしょうしアルコール依存症の方は特に注意された方がいいかもしれません。

酒精を摂取するメリットはない

酒精がもちいられるのは、二酸化炭素の発生を抑えるためという、あくまでも生産時の都合の時だけです。酒精を摂取することによって得られる健康、美容の効果はとくにないとされていますので、できれば酒精の使われていないものを選んだ方が賢明だと思います。

とくに味噌は、本来、大豆・こうじ・塩のみで作られる発酵食品です。
その健康効果は立証されており、がんの予防に役立ったり、生活習慣病を改善したり、骨粗鬆症や老化を防いだりとさまざまな嬉しい効果が得られます。
そういったせっかくの効果、効能も、酒精を添加することで台無しになってしまいますし意味がない食品になってしまいます。単に味を楽しめればいいのであれば別ですが、その辺は目的にあった購入が必要だと思います。

最後に

せっかくの効果や効能を得るためにも、食品はできれば酒精が使われていないものを選びたいものです。しかしながら、摂取したからといってとくに危険性が高い物質ではないことも確かなんです。
すすんで摂りたい成分ではありませんが、かといって、どうしても避けなければいけないとまでは考えなくても大丈夫だと思います。

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