添加物に安定を求めすぎてませんか? 安定剤 | 人は食べた物で創られる

添加物に安定を求めすぎてませんか? 安定剤

食品添加物

安定化が求められるのは、食品のテクスチャーの保持、液に懸濁(けんだく)しているものの分散、食品の保湿・保水、食品の結着、乳化液・乳濁液の安定化です。

このような食品の形態の安定化を目的として使用した場合は、安定剤(アルギン酸Na)、安定剤(カラギナン)、安定剤(アカシアガム)などと用途名に物質名を併記する形で表示されています。

  1. ペクチン
    1. ペクチンとは
      1. ペクチンを多く含む食品
      2. ペクチンの正体
    2. ペクチンの効果・効能
    3. 食品添加物としてのペクチン
      1. ペクチンには二種類ある
      2. 食品添加物としての使い方と効果や原理
      3. 食品添加物としてのペクチンはどう表記されているの?
    4. ペクチンの危険性や毒性は?
      1. ペクチンの入っているジャムは避けるべき?
      2. 農薬にはじゅうぶん気を付けましょう
    5. ペクチンは安全性の高い添加物
  2. 加工デンプン
    1. デンプンとは
    2. 加工デンプンとは
    3. 加工デンプンの問題点
    4. 加工デンプンの種類別の特徴や用途(使用目的)
      1. アセチル化アジピン酸架橋デンプン
      2. アセチル化酸化デンプン
      3. アセチル化リン酸架橋デンプン
      4. アセチル化デンプン(酢酸デンプン)
      5. 酸化デンプン
      6. オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
      7. ヒドロキシプロピルデンプン
      8. ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
      9. リン酸化デンプン
      10. リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン
      11. リン酸架橋デンプン
      12. デンプングリコール酸ナトリウム
    5. 加工デンプンの食品への使用例
    6. 加工デンプンの食品への表示
  3. グアーガム
    1. グアーガムとは
    2. グアーガムの特徴や安全性について
    3. 食品添加物としての用途や使用されている食品
  4. キサンタンガム
    1. キサンタンガムとは。原料は細菌(バクテリア)?
      1. キサンタンガムの購入方法
    2. キサンタンガムの毒性
    3. 食品添加物としての用途や使用されている食品
  5. カルボキシメチルセルロース(CMC)
    1. カルボキシメチルセルロース(CMC)とは
      1. 歯磨き粉にも利用されている
      2. カルボキシメチルセルロースの購入法
    2. カルボキシメチルセルロースの安全性
    3. 食品添加物としての用途や使用されている食品
  6. ミョウバン
    1. ミョウバンとは
    2. ミョウバンの成分や効果
    3. 食品添加物としての用途
      1. 膨張剤として使用される理由
    4. ウニが臭うのはミョウバンが原因?毒性や危険性も?
  7. メタリン酸ナトリウム
    1. メタリン酸ナトリウムはガムや歯磨き粉に使われています
    2. 食品添加物としてのその他の用途
    3. 毒性はないのか
  8. アルギン酸ナトリウム
    1. アルギン酸ナトリウムを料理に使ってとろみを追加
    2. 塩化カルシウムをプラスすると人工イクラが作れます
    3. 薬局でも購入できます
    4. 関連

ペクチン

ペクチンは、身体にいい成分だという認識をもっている人が多いのではないでしょうか。

実際、ペクチンは食物繊維の一種であり、果実や野菜、海藻などに多く含まれている成分です。

しかし、このペクチンも、実は食品添加物としてもちいられることがあるのです。

一体、どのような目的で使われ、どんな効果があるのでしょうか。

いろいろと調べてみました。

ペクチンとは

ペクチンとは、食物繊維(特殊な多糖類)の一つです。

ペクチンはリンゴジュースを製造する際に出る絞り粕や柑橘類の皮などから抽出される天然の食品添加物です。

ペクチンには水溶性のものと不溶性のものの二種類あり、前者は熟した果実から、後者は青い果実から抽出することができます。

ペクチンを多く含む食品

ペクチンは、りんご、オレンジ、レモンといった柑橘類にとくに多く含まれています。

そのほか、オクラやキャベツといった野菜や海藻などにも含まれますが、もっとも有名なものはりんごの皮から抽出されるアップルペクチンでしょう。

ペクチンの正体

ペクチンはゲル化剤であり、植物の細胞壁を作る成分としてセルロースなどの他の構成成分たちと合わさって植物細胞を繋げる役割を持っています。

ペクチンは食物繊維の一つですが、食品添加物という分類として液体をゼリー状に固定する役割や食品の形状を保つための維持的存在、そしてねばり気やとろみをつけるために役立てられています。

食品で指すとジャムやアイス、フルーツソースなどにペクチンが使われています。

しかし、このペクチンという成分を果実から採取する際は果実が熟しすぎても熟さなさすぎても本来の効果を発揮することはできません。

熟していない果実から採取されるペクチンはプロトペクチンという非常に長い繋がりを持つ性質となるため、水に溶かせず、食品の形状を保つことができなくなるのです。

反対に熟しすぎている果実から採取されるペクチンは果実の中に含まれるペクチンそのものが分解されて形を維持していない状態です。

そのため、分解されたペクチンでもゲル化させる力を失ってしまいます。

そのため、食品に使用するペクチンは採取する果実の熟れ具合に十分配慮する必要があり、ペクチンがちょうど良いバランスを保っている状態の果実を選ぶことが重視されます。

しかし、初めからペクチンの含有量が少ない果実から食品を製造する場合は食品の形状を維持するために市販されているペクチンを添加してとろみなどを補うこともあります。

ペクチンの効果・効能

ペクチンは健康にも美容にも良く、さまざまな効果・効能があります。

・コレステロールの吸収を抑え、コレステロール値を下げてくれます。コレステロール値が下がるわけですから、それにともなって動脈硬化や高血圧といった生活習慣病も予防できます。

・糖分の吸収を抑えてくれます。これにより血糖値の上昇も抑えられるので、糖尿病が予防できます。

・腸内に乳酸菌を増やしてくれます。乳酸菌は善玉菌ですから、これにより腸内環境が整えられ、便秘や下痢といった症状が改善されます。

それだけでなく、ペクチンは腸のぜん動運動を促進させますから、これによりデトックス効果が得られ、肌の調子も良くなります。

また、腸内環境が整えば栄養の吸収も良くなり、疲労回復や滋養強壮にもつながるでしょう。

食品添加物としてのペクチン

ペクチンには二種類ある

ペクチンは、DEというエステル化度(メチルエステル化の度合い、つまり、どれだけメチルエステル化しているか)によって大きく二種類に分けられます。

DEが50%以上のものをHMペクチン、と50%未満のものをLMペクチンといい、HとLはそれぞれHighとLowの頭文字です。

ちなみに、食品から抽出できるペクチンはHMペクチン。LMペクチンは、必要に応じて脱エステル処理をほどこして精製されます。

食品添加物としての使い方と効果や原理

ペクチンは増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料(こりょう)という食品添加物としてもちいられます。

ゲル化剤…ジャムやゼリーなどを固める。
安定剤…氷の感覚をなくし、アイスクリームなどの食感を良くする。
増粘剤…ジュースやソースにとろみをつける。

これには、HMペクチン、LMペクチン、それぞれの特性が利用されています。
・HMペクチン…砂糖やクエン酸などの酸があるとゲル化する。
・LMペクチン…カルシウムなどの2価イオンや乳があるとゲル化する。

食品添加物としてのペクチンはどう表記されているの?

ゲル化剤、増粘剤、安定剤などの糊料は、用途と合わせて物質名を記載することが定められています。
たとえば、増粘剤(ペクチン)など。

ただし、ほかの天然の多糖類と併用した場合は、「増粘多糖類」と表記すればいいことになっています。

ちなみに、天然の多糖類とは、でんぷんやグリコーゲンのことです。

ペクチンの危険性や毒性は?

ペクチンは現在のところ、合成で作り出すことはできません。

そのため、ペクチンを含む果物や野菜から抽出するしかなく、食品添加物の中では比較的安全性の高いものだといえるでしょう。

ペクチンの入っているジャムは避けるべき?

きちんとしたジャムを選ぶコツは、ペクチンの入っていないものを選ぶことだという人がいます。

しかしこれは、ペクチンが身体に悪いという意味ではありません。

本来ペクチンは果実に含まれているものですから、くだものでジャムを作ろうとした場合、理屈としては何も加える必要がありません。

ですが、ジャムを作る際には砂糖を入れますから、この糖分のぶん、どうしてもくだものの割合は下がります。そして割合のぶんだけ粘性も下がるのです。

そのため、食品添加物としてのペクチンが加えられるのですが、粘性を気にしなければ、このペクチンは必要のないもの。

そういった意味で、きちんとしたジャムはペクチンが入っていないものだといわれるのです。

農薬にはじゅうぶん気を付けましょう

たとえペクチン自体には問題がなくても、主にくだものの皮から抽出される以上、気を付けたい部分もあります。

それが農薬。

極端に安い商品はコストをおさえるため、ペクチンを抽出するくだものも輸入くだものを使っている場合が多いです。

そして、輸入品には、果肉からも残留物が検出されるほどの農薬が使われている場合がほとんどですからじゅうぶん注意しましょう。

ペクチンは安全性の高い添加物

食物繊維としてのペクチンにはさまざまな健康、美容にいい効果がありますが、食品添加物としてのペクチンにはそれらの効果・効能はないといわれています。

しかし、それでも、なんらかの毒性が発生したり、危険性が生じたりするわけではありません。

できれば食品添加物は摂りたくないと考える人も多いでしょうが、ペクチンに関してはそう気にしなくても大丈夫そうです。

加工デンプン

加工デンプンは法律で決まっている「一括表示」が認められている添加物ではありませんが、複数種の加工デンプンを使用しても表示は「加工デンプン」とだけ記載すればよい食品添加物です。

デンプンとは

デンプンは、植物の葉緑体において光合成が行われることで生成され、種子や茎、根などに貯蔵されています。

デンプンは、白色の粉末状をしており、水に溶かしきることは困難です。

ただ、水にデンプンを加えて加熱するとだんだんと液質がゲル状に変化し、「糊化(こか)」の状態にすることはできます。

さらに、これを冷却すると水に全く溶けない状態である「老化」を起こします。

この老化を防ぐために、食品などに添加される際にはトレハロースなどの糖類が併用されることがあります。

デンプンは、トウモロコシ、米、小麦、豆類、ジャガイモ、タピオカなどが原料となっています。

ちなみに、トウモロコシのデンプンのことは、別名でコーンスターチとも呼ばれています。

デンプンは、そのままの状態で使用されることもあれば、糊化や老化などの特性を活用したものが使用されることもあり、それらの特性を化学的に加工して発生させないようにしたものが使われることもあります。

加工デンプンとは

加工デンプンとは、デンプンの持つ非水溶性や老化などの性質を化学的、物理的、酵素的に加工処理し、さらに機能を付与したり向上させたりしたものを言います。

日本では、1960年代にデンプングルコール酸ナトリウムとデンプンリン酸エステルナトリウムが食品添加物としての認可を受けたことを皮切りに、今日まで徐々に加工デンプンは認可されるものが増えています。

加工デンプンの問題点

加工デンプンは、未だにその安全性に関する情報が不足していることが問題に挙げられます。

デンプンに化学薬品を加えて、その特性を失わせたり、増強させたりと人為的に操作しているわけなので、何かしら人体には影響がありそうな気もします。

また、加工デンプンは、赤ちゃん用のミルクやベビーフードなど乳幼児向けの飲食料に含まれていることがあります。

既に、EUでは乳幼児向け食品に、一部の加工デンプンの使用が禁止されています。

安全性が不確かなものを、体の発育が未熟な子どもに摂取させるのは避けたいところです。

成分表示を見て、気になるようなら子どもに摂らせるのは控えるようにした方が良いかもしれません。

加工デンプンの種類別の特徴や用途(使用目的)

加工デンプンには次の12種類があります。化学合成でデンプンの分子構造を変えたものになります。

アセチル化アジピン酸架橋デンプン

アセチル化したデンプンの分子同士にアジピン酸で橋をかけ繋いだ物質です。

低温で糊状になります。加熱した際、水分を抱き込んで膨れるのを防ぐことができます。

トロッとした状態を安定させることができるため、タレ類やソース類、レトルト食品、ドレッシングなどの食品に使用されています。

アセチル化酸化デンプン

次亜塩素酸ナトリウムをデンプンとあわせるとデンプンを構成しているブドウ糖の環が1箇所切れて環ではなくなります。

この環ではなくなった物質を酸化デンプンといいます。

この酸化デンプンにアセチルという物質を結合させたものがアセチル化酸化デンプンです。

アセチル化アジピン酸架橋デンプンと同じような働きをします。

アセチル化リン酸架橋デンプン

デンプンをアセチル化させたものにトリメタリン酸ナトリウムを作用させ、デンプンの分子にリン酸の橋をかけた物質です。

アセチル化アジピン酸架橋デンプンとよく似た性質をもち、用途も似ています。

アセチル化デンプン(酢酸デンプン)

デンプンに酢酸ビニルなどを作用させて酢酸基(アセチル基)を結合させたデンプンのことです。

デンプンは低温になると糊状になり粘着性が強い液体になります。

酢酸デンプンは、天ぷら、フライ、冷凍麺などさまざまな食品に使用されています。

アセチル化デンプンは、じゃがいもデンプン、米デンプン、小麦デンプンなど多くの種類があります。

他のアセチル化デンプンも同じですが、アセチル基の結合する位置・結合する数によってたくさんの種類のアセチル化デンプンができるのです。

酸化デンプン

アセチル化酸化デンプンと同様に、次亜塩素酸ナトリウムをデンプンとあわせて作られた物質です。

低温で糊状になり、透明で安定した糊状の物質です。

用途は、お餅のツヤ出しや粉末食品(カップラーメンの汁やスープ)などに使用されます。

オクテニルコハク酸デンプンナトリウム

デンプンにオクテニコルコハク酸の酸無水物を反応させて作ります。

水を加えると粘りの強い糊状になります。

オクテニルコハク酸デンプンナトリウムは乳化性がよいので乳化剤としても使用されます。

ちなみに乳化を目的として使用した場合の食品への表示は加工デンプンではなく「乳化剤」となります。

ヒドロキシプロピルデンプン

デンプンにプロピレンオキシド、またはプロピレンオキサイドを化学反応させて作ります。

プロピレンオキシド、またはプロピレンオキサイドは酸化プロピレンと呼ばれ、動物実験で発がん性が認められています。このことは厚生労働省も認めています。

欧州ではヒドロキシプロピルデンプンを幼児向けの食品に使用することを禁止しています。

冷凍に耐え、デンプンの老化防止に効果があるとされ、冷凍食品などに使用されます。

ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン

ヒドロキシプロピルデンプンと同様に欧州では幼児向け食品への使用は禁止されています。

用途もヒドロキシプロピルデンプンと同じように使用されます。

リン酸化デンプン

デンプンにリン酸化合物を反応させて作られます。

冷凍耐性、デンプンの老化防止に効果があり、冷凍・冷蔵食品、フィリング(菓子パンやサンドイッチ、ケーキなどの中身)などに使用されています。

リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン

リン酸化デンプンに猛毒のオキシ塩化リンなどを加えて作られます。

用途はリン酸化デンプンと同じです。

リン酸架橋デンプン

デンプンにオキシ塩化リンなどを作用させて作られます。

他の加工デンプンとはことなり、粘度の強い糊状になりにくい特性を持っています。

パンやスナック菓子などに食感の改良目的で使用されます。

デンプングリコール酸ナトリウム

デンプンをアルカリ性に変えて作られます。

食品には糊料として使用されますが使用量の規制があります。使用できる量は、他の合成糊料とあわせた量が全体の2%以下となっています。

加工デンプンの食品への使用例

加工デンプンは、食品添加物としては増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料、乳化剤の用途で使用されています。

具体的には、スナック菓子、生菓子、ドレッシング、冷凍麺類、ホットケーキミックス、ジャムなどに使用されています。

デンプンの種類によって、使われる食品は違いますが、一般的に加工デンプンが使用されると食感や味の改善、安定性や乳化を促進させることができるようです。

また、比較的安いコストで使用出来ることもあり、食品メーカーにとっては欠かせないものとなっているようです。

加工デンプンの食品への表示

加工デンプンは、化学的に加工され、食品添加物として使用される場合には、「加工でん粉」と表記され、原材料としてのデンプンは、「デンプン」「でんぷん」「澱粉」などと表記されます。

また、前述の12種の加工デンプンの種類のうち、デンプングリコール酸ナトリウム以外の11種類については、物質名を表示することが必須ですが、「加工デンプン」「加工澱粉」などの簡略名で表示することも可能とされています。

さらに、増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料としての用途に主に使用する場合は、その用途も表示する必要があります。

ちなみに、オクテニルコハク酸デンプンナトリウムを乳化剤として使用する際には、「乳化剤」と一括表示が認められています。

加工デンプンについては、表記方法が少し煩雑ですが、知っておくと役立つことがあるかもしれません。

グアーガム

グアーガムとは、植物由来の食物繊維で、主に食品添加物に使用されています。

天然のものとしては粘性が高いことで知られ、とろみをつけたり粘り気を出したりする増粘剤の用途で使用されることが多いようです。

グアーガムとは

グアーガムは、マメ科グアーの胚乳部から得られる水溶性の食物繊維です。

グアーは、インドやパキスタンなどで栽培されており、主成分はガラクトマンナンです。

食品添加物の他に、化粧品や洗浄剤などの用途もあります。また、グアーガムの成分を利用した特定保健用食品もあるようです。

グアーガムには、整腸作用があるとか血糖値の上昇を抑えるとか、コレステロール値を下げるなどの健康向上に良いとされる情報があるようです。

実際に、糖尿病の人には効用があり、食事とともに摂取することで血糖値が低下したというデータがあるようです。

グアーガムの特徴や安全性について

グアーガムは、通常食品に含まれる量を摂取する程度であれば、健康に特に支障をきたすことはないとされています。

グルテンフリーであることから、最近は健康やダイエットを気にする女性からはパンやクッキーなどへの使い方も支持されているようです。

しかし、場合によっては下痢や吐き気などの胃腸の不調を起こす可能性もあることから、使用量には気をつけたほうが良いでしょう。

また、グアーガムが含まれる食品をとるときには、一緒に水分をを最低250mlは摂取するようにしましょう。水分なしに食べた場合、胃腸障害を起こす可能性があります。

さらに、長期にわたって食事と摂取していると、栄養の吸収を妨げると言われています。

また、ビタミンやミネラルなどのサプリと同時に摂取するのも、その栄養の吸収の効率が悪くなると言われています。

グアーガムは、妊婦は摂取しても大丈夫とされていますが、授乳中の女性の摂取に関しては安全性が十分に確認されていないようなので、避けた方が良いでしょう。

また、消化管に疾患がある人も摂取は避けるべきとされています。

海外においては職業性の喘息を引き起こしたという事例もあるようなので、気になる場合は摂取を控えましょう。

グアーガムは天然のもので、グルテンフリー、便通改善などの効能があることから、一見すると健康に良いものという印象がありますが、摂取を控えた方が良いこともあるようなので気をつけましょう。

食品添加物としての用途や使用されている食品

グアーガムは、天然由来の物質なので、食品に添加するのに安全性は高いと言えます。

食品添加物として使用される際は、ゲル化剤や増粘剤、安定剤、糊料として使用され、成分表示上、他の天然の多糖類と併用した場合には「増粘多糖類」の一括表示で良いとされています。

グアーガムが使用されている食品の具体例としては、アイスクリーム、和菓子、肉や魚の缶詰、ドレッシング、タレ、ソースなどが挙げられます。また、食品にとろみをつけたり、流動食にしたりと介護食としての活用もあります。

キサンタンガム

キサンタンガムは、増粘剤や安定剤として食品に添加されています。

また、食品の他にも化粧品、洗浄剤、農薬、塗料など幅広い分野で使用されています。

原料が細菌であることから、人体への影響が気になるところですが、特に強い毒性や危険性はないようです。

キサンタンガムとは。原料は細菌(バクテリア)?

キサンタンガムは、トウモロコシなどのデンプン(コーンスターチ)を、キサントモナスという細菌を使い発酵させることによって作られる、天然の高分子多糖類です。成分は、グルコース、マンノース、グルクロン酸などの3種類の糖類からできていて、粘性があります。

水にも溶け、酸や塩、熱、低温、酵素などにも耐性があるため、用途は幅広く、食品や化粧品などに使用されています。

ちなみにキサンタンガムは英語でXanthan gumと書きます。

成分の3種類の糖類はブドウ糖などの炭水化物で、これを細菌で発酵させることで得た天然のゴム質のものがキサンタンガムです。

発酵に使う細菌は、植物の葉が黒く変化して枯れていく黒腐病や草木がなえてしぼんでしまう萎凋(いちょう)の原因となる病原菌です。キサンタンガムは分子が大きいので優れた粘度があります。

その性質を利用し、キサンタンガムは食品にとろみをつける増粘剤などに使われます。

また近年では、その粘度性を利用して食事の摂食や嚥下(えんげ)機能が弱くなった高齢者の食事を食べやすくすることにも利用されています。

これは刻むことで食べにくくなるキュウリや人参など、飲み込みづらい食品に加えると高齢者の摂食や嚥下機能に効果があるという研究報告が上がり、近年高齢者施設で老人の食事の改善に利用されることもあるそうです。

ちなみにこの高齢者の食事の改善に利用するという報告では、キサンタンガムを1.2%食事に添加すると高齢者にとっては口当たりがよい、なめらかな食べ心地であるなど総合的に良い効果があるようだと報告されています。

キサンタンガムの粘度性は、食品添加物だけではなく化粧品にもよく使われます。

たとえばジェルや乳液のとろみに利用されます。

化粧品に適度の増粘剤を配合することで、乳化と分散の安定性を高めてくれます。

またしっとり感をだすほか、みずみずしさやさっぱり感を出す役目を果たしてくれます。

キサンタンガムの購入方法

食品添加物としてのキサンタンガムの購入は、残念ながら個人向けにスーパーやドラッグストアで販売しているところはほとんどありません。

食品添加物(食用)として個人が購入できるのは、現在amazonや楽天のネット通販で購入することが可能です。

ジェルやクリーム、乳液、シャンプー、割れてしまったファンデーションを固めるなど、化粧品の増粘剤として購入するにも一般のスーパーやドラッグストアでは販売されていません。

店頭販売を希望の場合はハーブとアロマテラピーの専門店「生活の木」などの自然化粧品の材料を販売している専門店、また東急ハンズやロフトのコスメコーナーで購入できます。

ただし「生活の木」でも店舗によっては置いていない店舗もあるのでご確認ください。

生活の木ではオンラインでも販売しています。そのほか楽天やamazonのネット通販にて購入することが可能です。

キサンタンガムの毒性

キサンタンガムは、微生物を原料として作られる物質ですが、毒性はなく基本的には安全性に問題はないとされています。

ただし、培養液に含まれるタンパク質によるアレルギーに少し心配が残ります。

法令ではキサンタンガムに含まれる窒素の量は1.5%以下と規制されていますが、タンパク質として換算すると約9%に相当するためです。

また、原料となるトウモロコシが海外で遺伝子組み換えのものを使用されている危険性もあります。

トウモロコシは、日本での生産が少なく、ほぼ海外産のものを輸入しているのが現状です。

一時期、遺伝子組み換え食品については騒がれた時期もありましたが、こうして原料部分で使用されて、形に残っていない状態で摂取するというのは、私たちの目に見えない部分なのでちょっと心配です。

その他、キサンタンガムは原料にデンプンが含まれることから、大量摂取することで肥満や糖尿病になるリスクがあると言われています。

また、消化しづらい性質上、軟便や下痢などの症状を引き起こす可能性もあります。

食品添加物としての用途や使用されている食品

キサンタンガムは冷たい水にもよく溶ける上、乳化力もあり、温度が変化しても粘性が変わらないという特性があります。

食品添加物としての用途は、増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料が挙げられます。

また、成分表示上、他の天然の多糖類と併用した場合は「増粘多糖類」の一括表示のみで良いとされています。

具体的には、ドレッシング、ソース、缶詰、プリン、漬物、スープなど、とろみや粘質、材料を均一に混合させるための乳化が必要になるような食品などに多く使用されています。

また、高齢者や嚥下障害のある人のために作られている食品への活用もなされています。

現在、超高齢社会になりつつある日本にとって、今後とろみ食の需要がますます増える可能性があります。

それに伴い、人体へのリスクの少ないキサンタンガムのような添加物の需要も増えてくるかもしれません。

カルボキシメチルセルロース(CMC)

カルボキシメチルセルロースは、天然由来の物質ではありませんが、毒性やアレルギー性がないことから比較的安全と言われています。

食品添加物として、とろみや粘り気を出すのに使用される他、化粧品や医薬品、工業や建築などにも活用されています。

カルボキシメチルセルロース(CMC)とは

カルボキシメチルセルロース(CMC)とは、紙を作るときの原料(パルプ)に化学薬品を混ぜて抽出される水溶性の高分子です。

粘性や安定性、保護コロイド性、吸湿性などを有するという特徴があります。

また、焼却して処分できることから環境にはやさしい物質とも言われています。

カルボキシメチルセルロースと類似した性質である、増粘性のある他の天然由来の物質よりも、機能性には優れているとされています。

食品添加物として使用される他、医薬品、化粧品、塗料、製紙、ペット用品などへ使用されるなど、幅広い用途があります。

カルボキシメチルセルロースは、食品添加物として使用されるときにはカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC–Na)とカルボキシメチルセルロースカルシウム(CMC−Ca)の2種類があります。

歯磨き粉にも利用されている

近年、歯科医療で推奨されているプラークコントロール。虫歯や歯周病の予防のため、その原因となる口の中の細菌(プラーク)の増殖を抑制して、自分自身で歯や歯茎を守るために正しい歯磨きの仕方が歯科の医師からすすめられています。

それがプラークコントロールですが、正しい歯磨きをするために補助器具を使うことで細菌の抑制が効果的になると言われます。

しかし使い方を歯科医が十分に指導しなければ効果は期待できないため、歯ブラシの使い方や歯磨き粉の説明が歯科医院でなされます。

歯ブラシは馴染みがありますが、歯磨き粉の成分も配合の目的にあわせて様々な成分が含まれています。

その成分の中にカルボキシメチルセルロースも配合されているのです。

いつもは何気に使用している歯磨き粉ですが、研磨剤や湿潤剤、抗菌剤、そして粘結剤などが配合されてその特性を発揮して歯の健康を守っているのです。

カルボキシメチルセルロースが配合されている目的は、歯の表面の汚れを落としたり口の中の細菌を除去する粉の基本剤と研磨剤や、歯磨き粉に湿り気を持たせてクリーム状の形にする保湿剤が分離しないように適度な粘度感を与えるために粘度剤として配合されています。

歯科医院でプラークコントロールの説明を受けるときには補助器具である歯磨き粉の成分の1つに粘度性を目的としてカルボキシメチルセルロースが配合されていることを耳にすることがあるかもしれません。

カルボキシメチルセルロースの購入法

カルボキシメチルセルロースは古くから増粘剤の目的で食品添加物として国内外で許可されており、アイスクリームやヨーグルト、飲料に使われます。

ただし現在のところ、食品添加物(食用)として個人が店頭で購入できる店舗はほとんどありません。

食用として販売されるカルボキシメチルセルロースは、カルボキシメチルセルロースの製造元からこれを食品添加物として利用した製品を製造している製造会社に直接卸売されて食品に添加されて使われています。

店舗にて個人が購入することはできませんが、個人で食品の添加物として必要な際はネット通販を利用すると購入可能です。

ネット通販のamazonで販売されているものは、販売元が八宝食産株式会社でカルボキシメチルセルロースナトリウムとして販売されており価格は1kg2484円です。

食品添加物として購入した際は使用基準や注意事項が記載されていますのでよく読んでご使用ください。

カルボキシメチルセルロースはレザー用品、プラスティック、ペーパーなどのホビークラフトに利用し毛羽立ちを抑えたり作品を美しく仕上げることに役立てる用途にも使われます。

工芸やDIYなどを目的として利用するカルボキシメチルセルロースは、東急ハンズやホームセンターなどで購入することができるほか、ネット通販でも購入可能です。たとえば東急ハンズではクラフト社製のものを70g 680円で販売しています。

カルボキシメチルセルロースの安全性

カルボキシメチルセルロースは、一日摂取量などの制限もなく、原料のセルロースが分解性があることから、安全とされています。

毒性やアレルギー性がないことから、人体への影響も特には気にしなくてよいかもしれません。

一方で、大量に吸い込んでしまうと、呼吸器を傷つけてしまい痛みを感じることもあるようです。

また、眼に入ると危険とも言われています。

ただし、これらの事はカルボキシメチルセルロースに限って言われることではありませんので、気にしなくて良いでしょう。

通常、食品に含まれるものを摂取する程度ならば、直ちに健康に害を及ぼすものではないようです。

食品添加物としての用途や使用されている食品

カルボキシメチルセルロースは、その特性から増粘剤や乳化安定剤として食品に使用されています。

アイスクリームにCMC-Naを添加すると、腐敗しにくく、生クリームの使用量を減らすことができ、低脂肪化が実現する上、メーカーとしても低コストに仕上げることができるので利点があります。

カルボキシメチルセルロースは、食品に使用される際は、CMC−CaやCMC–Naとして扱われることもあります。

また、増粘剤として使用される際は、成分表示に「増粘剤(CMC)」と表示されることもあれば、「増粘多糖類」と表示されることもあります。

食品への具体的な用途としては、既出のアイスクリームの他、ヨーグルト、ソースなどの調味料、飲料、またダイエット用食品などへの使用もあります。また、CMC−Caは、水に溶けず、増粘性や安定性はないため、用途としては固形スープの素や菓子の崩壊剤などに使用されているようです。

ミョウバン

ミョウバンと聞くと、学生時代に理科の実験で扱った記憶のある人もいるのではないでしょうか。

誰もが一度は扱ったことがあるはずの物質ですが、毒性があるとされているという事実についてご存知でしょうか。

ミョウバンとは

ミョウバンとは、硫酸カリウムアルミニウムのことで主に食品添加物などとして広く使用されています。

ミョウバンは水への溶解度を示す実験で用いられることがありますが、高温になるほどよく溶けるという性質があります。この性質を利用して、ミョウバンは様々な形態で商品化されています。

一般的に食品添加物として使用されることの多いのはカリウムミョウバンで無水化(水分を取り除いた)したものを焼きミョウバンといいます。

ミョウバンの成分や効果

ミョウバンは、ボーキサイトに硫酸を加えて硫酸アルミニウムを作り、これに硫酸カリウムを加えて200℃に熱し無水化させて作られます。

ミョウバンには私たちの生活に役立つ様々な性質があります。特に、水に溶かすとその用途はさらに広くなります。

代表的なものとしては、アンモニア臭などに対する消臭効果です。アルカリ性を示すアンモニアに対して、ミョウバンを水に溶かしたものは弱酸性を呈するため、ちょうど中和されることで臭いが消えるのです。

デオドラント製品や芳香剤にも用いられているほど昔からその効果は知られています。

ミョウバンは、ドラッグストアなどで安価で販売されているので、自分でミョウバン水を作製して、匂いが気になる部分に垂らしたり、吹きかけたりしてみるのも良いでしょう。

ただ、肌に直接つける際は敏感な部分であると、かぶれなどの副作用が出ることもあるようなので、気になる場合は他の部分でパッチテストをしてみた方が良いでしょう。

ミョウバンはその他にも食品添加物として幅広い用途で用いられたり、写真の定着剤、消火剤、皮なめし剤として使用されたりすることもあります。

さらに、殺菌作用や収斂作用を利用して医薬品や化粧品に用いられることもあるのです。

食品添加物としての用途

ミョウバンは膨張剤として使用されますがミョウバン自体にガスを発生させたりといった現象は起こりません。
ではなぜ膨張剤として使用されているのでしょうか。

膨張剤として使用される理由

ミョウバンは一般的に膨張剤(ベーキングパウダー、ふくらし粉)として使用されます。

膨張剤として重曹を使用した場合、使用した食品がアルカリ性になりアルカリ特有の味とニオイがします。

ミョウバンは水に溶けると弱い酸性を示すため重曹に混ぜて使用することで中和させることができるのです。

ミョウバンは安価で水と出会っても強い酸性になることもないので好都合ということでしょうか。

また膨張剤以外の使用用途としては色付けの安定剤、煮崩れ防止、品質安定剤として使用されます。

ウニが臭うのはミョウバンが原因?毒性や危険性も?

ウニを食べる際に、独特の臭いや苦味を感じたことのある方もいらっしゃることでしょう。

それは、ウニの型崩れ防止と保存性を高めるための食品添加物としてミョウバンが用いられているからかもしれません。

ミョウバンは、その他にもナスの漬物や麺類、ホットケーキミックスなどに含まれているベーキングパウダーなど、私たちに身近な様々な食品に使用されています。

しかし近年、ミョウバンには成分中にアルミニウムが含まれているため、人体への影響を懸念する声が多く上がっているのです。

特に、大人に比べて身体が未発達な子どもへの影響が心配されています。現に、厚労省はミョウバンが私たちの生殖系や神経発達に悪影響を与えるとして、平成25年には菓子業界にミョウバンの使用自粛要請を出したのです。

ただ、食品として摂取する場合は、量が過剰でなければ健康に直接的に害を与えるものではないという見解もあるので、大人が摂る分にはあまり神経質にならなくても良いかもしれません。

メタリン酸ナトリウム

メタリン酸ナトリウムとは、昭和37年7月31日に認可された食品添加物です。一般的な用途は品質改良剤です。

品質改良剤には多くの利点がありイオン封鎖、分散、解膠、緩衝、イオン強度増大、洗浄作用などの目的で使用されます。

解膠の読み方は“かいこう”と読みます。

意味は、さまざまな原因で固まった物質が再び溶液中に分散することを言います。

緩衝の読み方は“かんしょう”と読みます。意味は、物質と物質の間に入ってクッションの役目をします。

メタリン酸ナトリウムはガムや歯磨き粉に使われています

メタリン酸ナトリウムの持つ緩衝剤(かんしょうざい)としての効果を狙い、ガムや歯磨き粉に使用されています。緩衝剤として使用することで歯と汚れの原因物質がくっつきにくくしてくれるのでしょう。

歯科などで歯のホワイトニングにも使用されているようですが、メタリン酸ナトリウム自体に漂白の効果はありませんので、何らかの方法で歯を白くしたのちメタリン酸ナトリウムを使用してその後のステインなどの汚れを防ごうということです。

食品添加物としてのその他の用途

メタリン酸ナトリウムは食品の品質改良の為に使用されます。

例えば、中華麺(ラーメン)を作るときのかん水の原料として使用されます。中華麺(ラーメン)の独特の弾力と黄色い色は小麦粉にかん水を加えることで作られます。

かん水を使わなければ“うどん”になってしまいます。

その他、食肉結着剤、乳製品安定剤、ビタミンC安定剤としてさまざまな食品に使用されています。

また、医薬原料や金属表面処理剤として工業用としても使用されている有能な物質です。

毒性はないのか

日本の食品衛生法にはメタリン酸ナトリウムの使用基準はありません。

JECFA(国連の食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)合同の組織)が発表しているメタリン酸ナトリウム一日摂取許容量は70mg/kgとなっています。

体重70kgの人が1日に4.9gもメタリン酸ナトリウムを食べることはあり得ません。

ただしメタリン酸は合成化合物のため製造する際の不純物の混入という危険性は考えられます。

しかし多用することはなく食品衛生法でも使用基準が設けられていない物質なので安全といえるでしょう。

かん水としてラーメンに使われていたとしても茹でる段階で除去されるため危険性はないといえます。

アルギン酸ナトリウム

アルギン酸ナトリウムとは、アルギン酸をナトリウム化させた物質のことです。

アルギン酸は昆布やワカメなどに含まれるネバネバした物質で多糖類に属します。

多糖類といってもデンプンとはまったく異質のものです。

アルギン酸ナトリウムを料理に使ってとろみを追加

アルギン酸は水やアルコールに溶けませんが、アルギン酸ナトリウムは冷水、熱水ともによく溶け、また気になる匂いもしないため料理に使用しとろみを追加することができます。

ただ料理といっても家庭での料理には使われません。一般的な用途は増粘剤や安定剤、ゲル化剤としてお店で売っているゼリーやアイスクリームなどに添加されます。

フルーツが乗ったケーキに照りを出すための上掛け(ナパージュ)に使われている場合もあります。

また中華麺(ラーメン)を作る際小麦粉に1%ほど加えることで、麺の食感が良くなり伸びにくくなるということで品質改良剤としても使用されます。

塩化カルシウムをプラスすると人工イクラが作れます

アルギン酸ナトリウムにリン酸塩を添加すると“ゆっくりとゲル化”するのに対し、クエン酸などを加えると“早くゲル化”します。

この特性を生かしてアルギン酸ナトリウムを溶かした水溶液にカルシウム塩(塩化させたカルシウム)を加えて魚卵などのイミテーション食品(人工イクラなど)を作ることができます。

カルシウム塩の溶液にイクラの味や香り、色を付けて、アルギン酸ナトリウム溶液にポタポタと垂らすと接した表面のみがゲル化して人工イクラができるというわけです。

ただし、塩化カルシウムは豆腐凝固剤として食品に使用される添加物でもありますが、融雪剤、除湿剤にも使用される危険物なので食べるな危険!です。

アルギン酸は子供用の知育菓子にも使われていたり、昆布ダシとして長く使われているため安全といえます。

薬局でも購入できます

アルギン酸ナトリウムは、インターネット通販や実験用品を扱うショップのほか、薬局などでも購入することができます。

イクラを作る実験がテレビ番組などで取り上げられたこともあり、夏休みや冬休みの自由研究として利用する子どもや、大人でも興味を持つ人が増えたようです。価格は50gで800円程度です。
また、塩化カルシウムも同じく購入することが可能です。

アルギン酸ナトリウムは化粧品や医薬品の胃粘膜保護用剤としても使用されているだけでなく、ラットによる実験では血糖上昇抑制効果が認められたとの報告もあります。

また、天然の海藻類から得られるアルギン酸ナトリウムには、遺伝子組み換えや残留農薬などの心配もありません。

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