紅茶

スポンサー
お茶

紅茶は産地によって香りや味に特徴のあるお茶です。世界の三大紅茶の一つインドのダージリンは日本でも馴染み深くみなさんもよくご存知の紅茶だと思います。今回は紅茶の種類について調べました。紅茶の効能、そして産地別にみた紅茶の種類の特徴も調べてみました。

紅茶の特徴

紅茶はチャノキの葉を摘んで完全に発酵させて作った発酵茶です。20ヶ国以上で生産されており、なんとお茶の生産量の約70%を紅茶が占めています。発酵茶であることはどの産地にも共通する紅茶の特徴ですが、紅茶は生産される産地によって香りや味が違い、一口に紅茶の特徴をあらわすのはむずかしいといわれています。

同じチャノキでも栽培された産地、その環境、収穫時期などによって、色(紅茶の色は「水色」と表現します)や香りそして味に違いがあるお茶だというのが、ほかのお茶と違う紅茶の特徴だといえます。紅茶の特徴をつかむにはそれぞれの産地の紅茶を見ていかなければわかりません。紅茶は産地別にそれぞれ特徴を持ったお茶なのです。

紅茶の効能

産地に関係なくチャノキの葉を完全発酵させた発酵茶である紅茶の持つ効能にはたくさん体に良い効果が期待されています。

カテキンの効能

紅茶にふくまれるカテキンは殺菌力が強く体に有害な細菌やウイルスを防御する効能があります。そのため風邪予防やインフルエンザを予防する効果があると言われます。またカテキンは口内の食べ物のカスなどによる細菌の繁殖を抑制してくれるため口臭予防に効果もあります。カテキンと同時に紅茶にふくまれているフッ素が作用して強い歯を作り虫歯予防に効果的といわれています。

カテキンには抗酸化作用もあり、活性酸素を抑制してくれます。活性酸素を抑制してくれるということは悪玉菌を抑制し善玉菌を増やしてくれることになり、がん細胞の増殖を阻止してくれる働きや生活習慣病の予防に効果があるそうです。

紅茶の鮮紅色を出すテアフラビンの効能

テアフラビンは抗酸化性のポリフェノールで、紅茶の製造工程の発酵の過程で生成される物質です。紅茶の鮮やかな褐色はこのテアフラビンによるものです。テアフラビンは活性酸素を除去して肌の老化を防止しシミやシワになりにくい美肌への効果や、血管の老化を防ぎ高血圧や動脈硬化などの予防に効果があると言われます。

カフェインの効能

紅茶にふくまれるカフェインは中枢神経を刺激してストレスや慢性的な疲労を回復させる働きがあります。精神的なリラックス効果があります。またカフェインは脂肪の燃焼を促す効能があるのでダイエットに効果的だと言われています。

ビタミンB1、2、ミネラルの効能

ビタミンB1、2やミネラルは新陳代謝を促し肌の老化防止や体のアンチエイジングに効果がります。

紅茶の茶葉のグレード

紅茶の茶葉にはどの産地にも共通する茶葉のグレードというのがあります。これは茶葉の大きさを表したもので、紅茶の甲乙を評価するものではありません。たとえば紅茶の名称のほかに商品表示に「OP」「BOP」などという文字を目にしたことはありませんか?この表示が茶葉の大きさ(サイズ)を表したものなんです。

茶葉のグレードはそれぞれの産地の紅茶の特徴の一つになります。茶畑によって茶葉の大きさが違うのです。茶葉の大きさが違うことでも紅茶の香りや味、そしてストレートで飲むかミルクを入れるかなど飲み方も違ってきます。

茶葉のグレード

グレード特徴
OP
(オレンジペコー)
細くよじれた長い形状で、大きさは7~11mm程度です。
しっかりとむらして茶葉のよりを戻して紅茶のコクや
渋味を味わって飲みたい紅茶のタイプに使われます。
PEKO
(ペコー)
大きさは3~5mm程度です。香りやコクがバランス
よく出るサイズです。
BOP
(ブロークンオレンジペコー)
大きさは2~3mm程度です。セイロン茶によく使われ
、香り、ボディー、コクを均整よく出す大きさです。
BOPF
(ブロークンオレンジ
ペコーファニングス)
大きさは1~2mm程度です。ティーバッグや水出しの
紅茶に使われます。
D
(ダスト)
大きさは0.5~1mm程度の粉末状のものです。浸出が
早いのに水色が濃く香りを強く感じることができるタイプです。

上記のほかティーパックなどの茶葉向けに、早く濃く紅茶を出すCTCという製法で仕上げられた茶葉もあります。CTCとはCRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く)、CURL(丸める)の頭文字をとったものです。グレードは紅茶の品質には関係ありませんが、細かい茶葉は劣化しやすいというデメリットがあります。

産地別の紅茶の特徴

紅茶の特徴を見るためには産地別にその特徴を見ていかなければ紅茶の特徴や美味しさはわらないものです。紅茶の生産は現在20数か国で行われています。中でも有名な産地をあげると紅茶文化の発祥の地であるイギリス、チャノキの原産国である中国、世界最大の紅茶の生産国のインド、そのほかスリランカ(セイロン)、インドネシア、ケニア、オランダ、ロシアなどは特徴のある紅茶を生産している国です。

イギリスの紅茶の特徴とその味

イギリスは紅茶文化の本拠地であり紅茶の消費量は世界でも有数です。しかしイギリスではほとんど紅茶の生産は行っていません。イギリスの紅茶の特徴はイギリス以外の国で作った茶葉を使用して加工し各メーカーが紅茶のブランドを作っていることです。例えばウエッジウッド、トワイニング、ハロッズは日本でもお馴染みのイギリス紅茶のブランドです。

イギリスではインドのアッサムや世界の三大紅茶の一つスリランカのウバなどを特に好んで飲みます。そのためイギリスはインドやスリランカから茶葉を輸入して紅茶を飲んでいるのです。インドやスリランカの紅茶がイギリス人に好まれるわけは、昔インドやスリランカはイギリスの植民地であったため、イギリス人の口に合ったお茶が作られていたからだと言われています。

インドのアッサムは甘みが強くコクの深い味わいで香りも芳醇な紅茶です。水色も濃いのでミルクティーによく使われます。イギリス人がミルクティーを好むのはアッサムが好きだからだとも言われています。

中国の紅茶の特徴とその味

チャノキの原産国である中国ではたくさん茶葉を生産しています。中国の紅茶は特有の香りを持ちストレートで味わう紅茶が多いのが特徴です。キーモン、雲南、ラプサンスーチョンなどは中国を代表する紅茶です。中国の紅茶は蘭やバラに似た香りのほか、独特のスモーキーな香りで、茶葉は黒っぽい色をしているのが特徴です。水色は澄んだ明るい色をしています。

世界の三大紅茶の一つキーモンは生産時期が6~9月の4か月と大変短く、ごく少量しか採集されません。中でも8月に摘まれるものは最高級品で、異常な高値が付くこともある高級品です。

インドの紅茶の特徴と味

世界最大の茶葉の生産国であるインドの紅茶は種類も豊富です。世界の三大紅茶の一つダージリンをはじめ、アッサム、ニルギリなど、それぞれが個性的な味わいを持つ紅茶が揃っています。茶葉のグレードは大きいOPタイプです。特有のマスカットフレーバーが上品に香りさわやかな味わいがインド紅茶の特徴で、水色は薄い赤みをおびたオレンジ色をしています。

インド紅茶の中でも特にダージリンンは茶葉を摘む時期によって大きく味や香りが違い、3~4月に摘まれるファーストフラッシュ(一番摘み)の茶葉は浅緑っぽく、水色は淡いオレンジ色をしています。新鮮な若々しい香りの中にも力のある香味をもっているのが特徴です。普通はストレートティーで味わいます。

5~6月に摘まれるセカンドフラッシュ(二番摘み)の水色は明るく濃い目のオレンジ色をして、味はやや渋みが強いですがコクがあり、ぶどうのマスカットを口に含んだようなさわやかな香り(マスカットフレーバー)が特徴です。

10~11月に摘まれるオータムナル(秋摘み)の茶葉は肉厚でしっかりとしています。味の特徴は渋みがやや強く感じるところです。水色はやや赤みがかった濃い目の色です。ミルクティーに合うと言われます。

ティータイムを楽む

紅茶と言っても産地別にみていくと色々な紅茶があり、その産地の香りや味を試してみたくなりませんか。それぞれの産地の紅茶を飲んでいるうちに、その産地の紅茶の特色や紅茶の味や水色の楽しみ方が分かります。紅茶の効能も体に良い効果がたくさんあるようです。好みの香りや味を見つけて美味しい紅茶を楽しんでみてはいかかがでしょう。

紅茶の入れ方

産地によって特徴を楽しめる紅茶。美味しく入れてその特徴を味わいたくありませんか。そこで美味しい紅茶の入れ方を調べてみました。正しい方法で美味しい紅茶を入れてみてはいかがでしょうか。また手軽で馴染み深いティーバックでも美味しく入れるコツも調べました。

美味しい紅茶の入れ方

美味しく紅茶を入れるには「ゴールデンルール」と呼ばれるいくつかの基本的なルールがあります。ゴールデンルールに従って美味しい紅茶の入れ方をマスターしてみませんか。

水は水道の蛇口から活きよいよく出した汲みたての水を使いましょう。活きよいよく汲んだ汲みたての水は空気をたくさん含んでいて紅茶を入れるのに最適です。紅茶は軟水の水を使うと美味しく入れることができます。幸運にも日本の水道水は軟水なのです。水道水でいれるの?と思われるかもしれませんが、日本の水道水は意外に高品質でしかも軟水なのです。

日本でも地方などで水道水の水質が悪い場合は軟水のペットボトルの水でも構いませんが、ペットボトルの水を使う場合、蓋をしたままペットボトルをシェーカーを振るように何回か大きく振ってやかんに汲んでください。これはペットボトルの水に空気を含ませるためです。ペットボトルの水を使う時のポイントです。水に空気を含ませる事を忘れずに行って下さい。

沸かす時のポイントは沸騰直後の100℃のお湯であることです。やかんの蓋をあけて5円玉ぐらいの泡がぼこぼこ立つくらいが100℃の目安です。ぬるすぎや熱すぎても香り成分がよく出ませんので湯の温度は気をつけてください。

道具(ポット)

道具(ポット)に鉄分が含まれているものは使わないでください。理由は紅茶の成分のタンニンが鉄と化合してしまい香味を失ってしまうほか、水色(紅茶の色は水色という言葉で表現します)が黒ずんでしまい綺麗に紅茶の色を出すことができません。道具(ポット)は陶磁器、銀製、ガラス製のティーポットを使いましょう。用意できない場合は急須でも全く問題なくおいしくできます。

器具(カップ)

紅茶は香りや味のほか鮮紅色の水色も紅茶を楽しむ目的の一つです。その水色を楽しむため紅茶をそそぐ器具(カップ)は内側が白いものがベストです。また香りが広がるように浅めの形の器具(カップ)を使いましょう。紅茶のカップの形には理由があったんです。

茶葉の紅茶の正しい入れ方

まず紅茶をいれる前に、道具となるポットや紅茶を注ぐ器具のカップにお湯を注ぎ温めておきます。その後先に説明したようにゴールデンルールに従いやかんに水を汲みお湯を沸かします。紅茶を入れるお湯の温度は沸騰直後の100℃です。100℃お湯とはやかんの蓋をあけて5円玉くらいの泡がボコボコ出ている状態が目安です。

茶葉の分量は1人分ティースプーン1杯(2~3g)が目安です。人数分の茶葉を温めたポットに入れます。また茶葉は紅茶によって大きさが違います。細かい茶葉はティースプーン中盛、大きい茶葉はティースプーンに大盛1杯にするのが茶葉の分量の目安です。

茶葉をポットに入れお湯が湧いたら、沸騰したてのお湯を人数分注ぎすぐにフタをして蒸らします。お湯を注ぐときのポイントは、沸騰したお湯を勢いよく注ぐのがコツです。お湯に空気を含ませると香りがよくたちます。お湯の分量は1杯分約150~160mlが目安です。

蒸らす時間ですが、細かい茶葉の紅茶は2分半~3分、大きい茶葉の紅茶は3~4分が目安です。おいしい紅茶をいれるには温度を下げないことが大切です。そのため蒸らしている間はポットにティーコジーやティーマットを使かいポットを保温しておいてください。ない場合はタオルでポットを包んでおくのでも保温効果はあります。

時間が来たらポットの中をスプーンで軽くひとまぜしてください。そして茶こしで茶ガラをこしながらカップに紅茶を注ぎます。2カップ以上次ぐときはそれぞれの濃さが均一になるようにまわし注ぎしましょう。

ポットの中の最後の一滴は「ゴールデンドロップス」と茶葉の美味しさが出ている一滴と言われます。ポットをふって最後の一滴にまで注いでください。

紅茶を美味しく入れるポイント

ゴールデンルールに従い、水は新鮮な水道水で必ず100℃に沸騰した湯を注ぎましょう。ガラス製のティーサーバーを使うとよくわかるのですが、お湯の温度が最適だと、湯の対流で茶葉がポットの中で上にいったり下にいったり動きます。これを「茶葉がジャンピングする」というのですが、茶葉がジャンピングした紅茶はおいしい紅茶になります。

ミルクティーの場合のミルクは、低脂肪でもなくコーヒー用のミルクでもなく普通の牛乳が最適といわれています。また牛乳は温めないで、冷たいままか常温のものを使って下さい。本場イギリスでは冷たい牛乳を入れるのが主流だということも理由の一つですが、温めると牛乳本来の味がなくなってしまうという理由もあります。冷たい牛乳が気になる方は、ミルクピッチャーを湯通ししてから冷たい牛乳を注ぐとほんのりと牛乳が温かくなります。

紅茶を美味しく入れるためには茶葉はストレートティー用茶葉(ウバ、ダージリン、キーモンなど)とミルクティー用茶葉(アッサムなど)と使い分けることがポイントです。ミルクティーの時は茶葉を若干多目に使うと美味しく入れることができます。

ティーバックの美味しい入れ方

ティーバックでもちょっと工夫を凝らすと美味しく紅茶を入れることができます。ティーバックで入れる場合もゴールデンルールの基本は押さえておきましょう。ティーバックは1袋1杯分の分量しか入っていません。まだ色が出そうだとしても1つのティーバックは1回分しか入れることができません。ついつい色が出ていると使い回してしまいますがおいしくつくるためには分量は守った方がいいです。

ティーカップで入れる

ティーバックで入れる場合も、美味しい紅茶を入れるには、注いだお湯の温度をできるだけ下げないことが大切です。ですから使用するカップはあらかじめ湯通しをして温めておきます。これは大切なポイントです。

熱い湯を使用するカップに少しだけ(カップの1/5~1/4くらい)注ぎます。注いだ湯をカップ内で円を描くようにかるく回し、カップ全体を温めます。カップの外側が温かくなったら回すのをやめてカップを温めたこのお湯は捨てます。

温まったティーカップにゴールデンルールに従って沸かしたお湯を注ぎ、ティーバッグを静かにそっと入れます。お湯の量はティーパック1袋に対し150〜160が目安です。そのあとティーカップにフタをして蒸らします。ソーサー(受け皿)や小皿などでティーカップにフタをしてしっかり蒸らすことが大切です。

蓋をすることで、紅茶が冷めにくくなりよく抽出されます。また紅茶の香りも逃がしません。このひと手まで味がアップします。意外かもしれませんが、カップについているソーサーはカップの大きさにも合っており蓋がわりに便利に利用できます。「ソーサーを蓋にする」と感じるかもしれませんが、格別行儀の悪いことではありません。ソーサーを便利にご利用ください。

蒸らす時間は1~2分くらいが目安です。時間が来たらティーバックを軽く2~3回揺らしてから取り出し、ソーサーを軽くふいてカップをのせればティーバックで入れた美味しい紅茶の出来上がりです。ティーバックを取り出すときには軽く上下に振ってティーパックに溜まっているお湯を切るのみにしましょう。

ついつい味を濃くしようとティーバックをスプーンの底を使ってギュッと絞ったり、ティーバックについている紐でティーバックを絞るようなことはしないでください。苦味などの雑味が出てしまい紅茶の美味しさがなくなってしまいます。

美味しい紅茶を入れる

正しい入れ方で入れた紅茶はその紅茶の持つ特徴がしっかりと味わうことができます。産地によってそれぞれ香りや味や水色に特徴のある紅茶!ぜひ正しい入れ方をマスターして美味しく味わってはいかがでしょうか。

コメント