内科医に聞いた腸を荒らす食べ物7選

健康維持

今回は、内科医の先生から聞いた腸のために控えた方がいい、腸を荒らす食べ物をテーマにお話をしていきたいと思います。

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腸は栄養を吸収し老廃物を排出する臓器

腸は、食べ物を消化して栄養を吸収し老廃物を体の外に排出する働きのあるとても大切な臓器です。そして腸内環境を整った状態を維持しておくことで免疫力を高める効果やアンチエイジング効果、美肌効果、メンタルを健康に保つ効果などの効能が期待できたりするんです。

一方で腸内環境を荒らし食生活を続けてしまうと免疫力を高める効果やアンチエイジング効果、美肌効果、メンタルを健康に保つ効果などの効能が失われてしまうことにつながってしまいます。

前回のブログでは、腸内環境を整える腸活におすすめの食材として発酵食品、食物繊維を多く含む食品、オリゴ糖を多く含む食品を紹介しました。

※内科医が伝える腸内環境を整える食材

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物

そこで今回のブログでは、食べ過ぎてしまうと腸を荒らしてしまう食べ物についてご紹介していきたいと思います。

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物1・揚げ物

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その1は、揚げ物です。

天ぷらや唐揚げ、トンカツなどの揚げ物は好きな人が多いと思いますが食べ過ぎには注意が必要です。揚げ物は、胃腸への刺激が強いので食べ過ぎることで下痢や腹痛消化不良に繋がってしまう可能性があるかと思います。

また劣化した酸化の進んだ油を食べ続けることで、腸内環境の悪化につながることについても実際に報告されていますので注意が必要かと思います。

リノール酸の摂取に気を付けよう

さらに油の種類に関してもサラダ油やマーガリンに多く含まれているリノール酸を多く摂りすぎてしまうと腸内環境の悪化や大腸がんのリスクにつながってしまいますので、その点についても気をつけておく必要があるかと思います。

そして同じようにリノール酸を多く含むサラダ油やマーガリンを使って作られるカップ麺やコンビニ弁当、ジャンクフードなどについても食べ過ぎることで腸内環境に悪影響が出てしまうので食べ過ぎないように注意をしておいてください。

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物2・白砂糖

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その2は、白砂糖です。

腸の中にいる悪玉菌は、白砂糖を好むので白砂糖を摂りすぎると悪玉菌が増えその結果腸内環境のバランスが崩れてしまいます。

また白砂糖を摂りすぎるとマクロファージの機能が低下してしまうので免疫力の低下にも繋がってしまうんです。さらに白砂糖を摂りすぎると血糖値が急上昇します。血糖値が急上昇した後は、これ以上血糖値が上昇するのを防ぐために胃腸の働きが弱まってしまいますので注意が必要なんです。

そこで砂糖を使いたい場合には、白砂糖を黒糖に替えることをおすすめしたいと思います。黒糖には、善玉菌を増やす効果のあるラフィノースというオリゴ糖が含まれているので腸内環境が乱れるのを防いでくれる効果が期待できるんです。

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物3・人工甘味料

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その3はこちら人工甘味料です。

砂糖の代わりに人工甘味料が使われていることも多いかと思いますがこの人工甘味料についても白砂糖と同様に腸内細菌のバランスを崩してしまうので注意が必要かと思います。

また人工甘味料を取りすぎると下痢などの症状が出やすい点にも注意が必要なんです。そこで腸内環境を健康に保つためにも食品表示を注意して見る癖をつけて人工甘味料が使っているかどうかを毎回確かめてもらうと良いかと思います。

※天然には存在しない人工甘味料・合成甘味料 甘味料

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物4・激辛料理

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その4は、激辛料理です。

激辛料理については、少し食べる程度ならいいのですが大量に食べ過ぎてしまうと胃酸の分泌が増えて胃炎や胃潰瘍のリスクとなってしまいます。

また激辛料理による影響は胃だけにとどまらず小腸や大腸そして肛門の粘膜までも傷つけてしまうので食べ過ぎには注意が必要かと思います。

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物5・赤身の肉

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その5は、赤身の肉です。

ここで言う赤身の肉とは具体的には、牛肉や豚肉などの生の状態で赤い肉のことを指しています。赤身の肉は、腸の中の悪玉菌のエサとなりその結果腸内細菌のバランスを乱すことになるので食べすぎには注意が必要なんです。

さらに赤身の肉は、食べ過ぎると大腸がんのリスクが高まってしまうことも明らかになっているんです。そこで赤身肉の摂取の目安は、1日8 0gとされています。

なので1日平均で80g程度をあまり超えないようにする。肉食を1日置きにしたり1回あたりの肉の量を少し減らし目にするなどの工夫が必要かと思います。

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物6・お酒

friends clinking by glasses with various alcoholic cocktails at table,close up top view

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その6は、お酒です。

お酒を飲みすぎると肝臓に良くないということは知っているかと思いますが実は、お酒を飲み過ぎると腸に対しても良くないということが分かっているんです。

実は、アルコールの摂取量が多いと腸内細菌のバランスが崩れてしまいその結果、腸に炎症が起きやすくなったり腸の細胞と細胞のつながりがゆるくなるリーキーガット※1と呼ばれる状態になってしまうこともありえるんです。

※1リーキーガットとは、恐ろしい症状をいくつも引き起こす始まりで、腸に穴が開くのが始まりとされています。

さらにアルコールが分解される過程で作られるアセトアルデヒドは、過剰に産生されることで大腸がんのリスクを高めてしまう要因にもなるので注意が必要かと思います。

お酒の良い面を引き出せるのは適量の範囲内だけ

一方でお酒には良い側面もあるので、お酒を完全に止める必要は全くないのですがお酒の飲み過ぎには注意が必要かと思います。

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物7・抗生剤

食べ過ぎると腸を荒らす食べ物その7は、抗生剤です。

食事とは違いますが細菌による感染の治療のために処方される抗生剤についても不必要に服用を続けることで善玉菌の数が減ったり抗生剤が効きにくい菌だけが残ったりして、腸内細菌のバランスを崩しやすいので注意が必要なんです。

抗生剤は必要な時に必要な量だけ飲む

普通の風邪でも抗生剤を欲しがる人も多いかと思いますが実は、普通の風邪の場合にはほとんどが抗生剤を必要としないウイルスの感染なので風邪をひくたびに不必要な抗生剤を飲むことは控えた方が良いかと思います。

最後に

今回のまとめになります。

今回は、 食べ過ぎると腸を荒らす食べ物として揚げ物、白砂糖、人工甘味料、激辛料理、赤身の肉、お酒、抗生剤を紹介しました。

これらの食べ物は、食べ過ぎてしまうと腸を荒らす原因になってしまいます。これらの食べ物を全く食べてはいけないというわけではないですが腸の健康を考えた場合、食べる量や頻度については、控えめにしてもらった方が良いかと思います。

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