今回は前回に引き続き、花粉症治療薬についてです。
前回は飲み薬ついて説明しましたが、今回は点鼻薬について説明をしていきたいと思います。
花粉症のある人にとって春は、とてもつらいですよね。
前回のブログでは、花粉症治療薬の家飲み薬について説明をしました。
花粉症対策として重要なのが、自分に合った花粉症治療薬を使うこと、花粉を浴びる量を極力減らすこと、そして食事や生活習慣でストレスを減らし抵抗力を身につけることということは、前回も説明をしました。
花粉症治療薬の種類としては、抗ヒスタミン、薬抗ロイコトリエン薬などの内服薬。
そして点鼻薬点眼薬の三つの種類が主にあります。
症状が比較的軽い人は、一つを選んでどうしてもいいですが、症状が強い人はこれらを組み合わせて治療していく必要があります。
今回のブログではまずはじめに、簡単な花粉症のメカニズムについて再確認をして、その後に今回のテーマである点鼻薬の三つのタイプを説明していきたいと思います。
花粉症のメカニズムとは?
まず初めに花粉で症状が出るメカニズムについて、簡単におさらいをしていきたいと思います。
目や口から花粉が入ってくると体の中で、抗体と言われるものが作られます。
この抗体から情報を受けたアレルギー細胞は、ヒスタミンやロイコトリエンといったアレルギーを引き起こす炎症物質を放出します。
これらの炎症物質の過敏な反応で、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみといった症状が出るわけです。
花粉症の治療薬その1は、抗ヒスタミン薬その2は、抗ロイコトリエン薬です。
その2つについては、前回のブログで説明をしました。
花粉症の治療薬 点鼻薬ってどういうものなのか
花粉症の治療薬3番目になるのが点鼻薬です。
点鼻薬とは、直接鼻の中に噴霧するタイプの薬のことを言います。
花粉症の治療薬点鼻薬には3種類ある
花粉症に効果のある点鼻薬は大きく分けて3種類に分かれています。
1つ目がステロイド薬、2つ目が抗アレルギー薬、3つ目が血管収縮薬です。
点鼻薬の種類 1・ステロイド薬
まず初めに点鼻のステロイド薬についてです。
病院で処方される点鼻薬のほとんどは、点鼻ステロイド薬になるかと思います。
鼻づまり、くしゃみ、鼻水への効果が期待できます。
抗ヒスタミン薬と違い眠気の副作用がほとんどないのが特徴です。
ただし即効性はないため、使い続けることで効果を実感していくことが多いかと思います。
ステロイドということで、副作用が心配な人もいるかと思いますが内服薬ではないので、ほとんど全身には吸収されません。
また内服のステロイド薬よりも極少量のため、ステロイドの副作用を心配する必要は、基本的にはないかと思います。
市販のドラッグストアで、購入できるステロイド点鼻薬の成分は、ベクロメタゾンまたはフルチカゾンというステロイドが含まれていることが多いです。
おすすめの市販薬としては、このような薬があげられます ※パブロン鼻炎アタック、ナザールα、コンタック鼻炎スプレー、アルガードEXなど
【指定第2類医薬品】パブロン 鼻炎アタックJL ステロイド配合 価格:1,400円 |
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点鼻薬の種類 2・抗アレルギー薬
続いてご紹介するのは、抗アレルギー薬が含まれた点鼻薬です。
内服でよく使われる、抗ヒスタミン薬などの成分が含まれています。
くしゃみ、鼻水への効果は期待できますが内服薬のように、鼻づまりにはあまり効果がありません。
また内服薬ほどではないですが少し眠気を感じる人もいます。
内服薬やステロイド点鼻薬を使えない人には、この抗アレルギー薬の点鼻薬がおすすめです。
市販で購入できる点鼻薬の中で、抗アレルギー薬に該当する成分はケトチフェンまたはクロモグリク酸ナトリウムです。
これらの成分の入ったおすすめの抗アレルギー点鼻薬は、こちらの2つになります ※サンテンAL点鼻スプレーα、アルクイックAG点鼻薬
点鼻薬の種類 3・血管収縮薬
最後にご紹介する点鼻薬は、血管収縮薬が入った点鼻薬です。
最も即効性があるのがこの点鼻薬の血管収縮薬かと思います。
血管を収縮させて、鼻の粘膜の腫れを取って鼻づまりを解消する効果があります。
ただし頻回に使うと効果が乏しくなってきて、その反動で逆に悪化することもありますので注意をしてください。
あくまで鼻づまりがひどい時の応急処置として、使用する程度にとどめておくことがおすすめです。
市販で購入できる点鼻薬の中に含まれている代表的な血管収縮成分は、ナファゾリンまたはオキシメタゾリンになります。
この類の点鼻薬でおすすめの市販薬はこちらになります※ナシビンMスプレー
【第2類医薬品】ナシビンMスプレー 8ml【セルフメディケーション税制対象】 価格:754円 |
最後に
花粉症に対する治療薬の一つとして、点鼻薬があります。
点鼻薬は大きく分けて3種類あり、ステロイド薬、抗アレルギー薬、血管収縮薬の成分に分かります。
点鼻ステロイド薬が最もおすすめですが、抗アレルギー薬も鼻づまり以外の症状には効果があります。
血管収縮薬は、鼻づまりがひどい時の応急処置としてのみに使うようにしてください。
またかこのブログでは、スギ花粉症に対する免疫体質を改善させる舌下免疫療法という治療法について説明したブログもアップしていますので、そちらのブログもぜひ確認してみてください。
次回のブログでは、花粉症に対する飲み薬点鼻薬以外の治療薬である、点眼薬について紹介していきますので是非次回のブログも読んでみてください。
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