それ動脈硬化が進んでいるサインかも? 危険なサインを内科医に聞いてみた | 人は食べた物で創られる

それ動脈硬化が進んでいるサインかも? 危険なサインを内科医に聞いてみた

健康維持

今回は動脈硬化が進行している危険なサインをテーマに、お話をしてきたいと思います。

動脈硬化が進んでいるサインを内科医に聞いてみた

怖い動脈硬化とは

動脈硬化というのは、血管が硬くなって柔軟性が無くなった状態のことを言います。

コレステロールなどが血管の内部にたまってしまうことで血管の中が狭くなったり、詰まったりしてしまいその結果、心筋梗塞や脳梗塞をはじめとする様々な疾患の原因となり得るので、注意が必要なんです。

動脈硬化は命の危険が高まる

心筋梗塞や脳梗塞といった命の危険性がある病気になるまでは、動脈硬化は自覚症状なく経過していくことが多いので知らないうちに動脈硬化が進んでしまうということが多いんです。

そこで大事となってくるのが定期的に検診を受けておくこと、そして動脈硬化によって体に現れてくるわずかなサインに早めに気づくことと思います。

そこで今回のブログでは、動脈硬化が進行していることに気づくきっかけにしてほしい危険なサインについてご紹介してきたいと思います。

動脈硬化が進行しているサイン1・運動後の胸の締め付け感

動脈硬化が進行している危険なサインその1は、こちら運動の後の胸の締め付け感です。

激しい運動している最中や運動の直後に胸が締め付けられる感じがしたり,胸が痛くなったりすることはないですか?

そのような症状を自覚することがある場合には、狭心症の可能性があるのかもしれません。

狭心症というのは、心臓の周りに存在して心臓自体に酸素や栄養を送っている冠動脈という動脈が動脈硬化によって狭くなっている時に起こります。

この冠動脈が狭くなると、心臓自体に酸素や栄養を送る血液の量が制限されてしまうんです。

運動した後は本来なら心臓にたくさんの血液が必要なのですが、冠動脈が狭くなっているせいで運動に見合うだけの血液の量を心臓に届けることができなくなって心臓の酸素不足が起きる結果、胸の締め付け感や痛みが出てきてしまうんです。

一般的に冠動脈の3/4が詰まると胸の痛みが出てきて完全に詰まってしまうと、心筋梗塞を発症してしまうと言われています。

つまり狭心症は、心筋梗塞の前触れとなる怖い病気なんです。

なので運動の後の胸が締め付け感を感じる場合には、すぐに医療機関を受診して精密検査を受けるようにしてもらう必要があると思います。

動脈硬化が進行しているサイン2・食後の強い眠気

動脈硬化が進行している危険なサインその2は、こちら食後の眠気です。

食後に眠気が出てくる原因は様々ですがその原因の一つに、動脈硬化が関係している可能性があるんです。

食事をすると食べたものが消化吸収されるのを助けるために、胃や腸に血液が多く集まります。

そのぶん脳に行く血液の量は一時的に少し少なめになるので、多少眠くなるのは皆さんもよく経験があると思います。

ですが食事の後に意識が飛ぶような突然の眠気が出てしまう人は、脳に向かう首の血管詰まり頚動脈が動脈硬化によって狭くなっている可能性があるのかもしれません。

なので食後の突然の眠気が普通の人以上に目立つとかの自覚があるという方は一度、首の頸動脈に動脈硬化があるかどうかを調べてみてもらうことをお勧めします。

そして食後に全身への血流が減っているかどうかを調べる方法として、食事の前後で血圧を測ってみるということも有効な方法です。

食事前の血圧と比べて食後1時間の血圧が20以上変化している場合には、動脈硬化が進行している可能性もありますので要注意かと思います。

動脈硬化が進行しているサイン3・足の痺れ

動脈硬化が進行している危険なサインその3は、こちら足のしびれです。

足の動脈が足先に向かって酸素を運んでいるのですが、足の動脈が動脈硬化によって途中で狭くなってしまうと狭くなったところの先に十分に血液が行き渡らなくなりその結果、長い距離を歩いた時などに足のしびれが出てきてしまいます。

このように歩いている時に足の痺れが出てその結果、歩きにくくなることを間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼んだりします。

神経の圧迫によるしびれと違いは、しばらく休息すると治まるものの、また歩き続けると再び痛みだすという症状です。

この間欠性跛行のような症状があった際には、足の閉塞性動脈硬化症と呼ばれる動脈硬化に関連した疾患の可能性があるので注意が必要と思います。

動脈硬化が進行しているサイン4・耳たぶのしわ

動脈硬化が進行している危険なサインその4は、こちら耳たぶのしわです。

耳たぶにシワがある人は、動脈硬化の可能性があるかもしれません。

シカゴ大学の調査によると耳たぶにシワがある人が心臓疾患で死亡した件数は、耳たぶにしわがない人の3倍であったという報告がされていたりするんです。

全身の血管の動脈硬化が進むと当然、耳たぶを走行している動脈にも動脈硬化が出てきてしまいます。

動脈硬化によって血流が悪くなった耳たぶは、栄養不足の影響を受けやすいのでその結果しわになりやすいです。

最後に

今回は動脈硬化が進行している危険なサインとして、

  • 運動の後の胸の締め付け感
  • 食後の眠気
  • 足のしびれ
  • 耳たぶのしわ

を紹介しました。

動脈硬化の進行を防ぐ対策を取ることはとても大事ですが、それと同じぐらい動脈硬化を早期発見することも大切になってきます。

今回紹介した内容で当てはまる項目がある人は、一度お近くの病院やクリニックを受診して相談してみてもらうと良いと思います。

動脈硬化を防ぐためには血液をサラサラ状態に保ったり、血行良くするための対策がとても大切になってきます。

これらの点についてはブログ何点か取り上げていますので、こちらのブログについてもぜひ参考にしてみてください。

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