カロリーが低く、ダイエット中でもたっぷり食べても罪悪感がない大根。
消化を助ける酵素が豊富に含まれ、胃を健康を保つのに役立つ上に、ビタミンCも豊富に含まれています。
しかも葉の部分にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、緑黄色野菜に分類されます。
そんな大根の栄養成分と効果、おいしい食べ方のご紹介です。
大根の栄養成分と効果
大根の栄養成分と効果1・アミラーゼ
アミラーゼは、でんぷんの消化を助ける酵素です。
胃酸をコントロールし、胃もたれや胸やけ予防に効果があるとして胃薬の材料としても使われています。
熱に弱く酸化されやすい性質があり、大根おろしや大根サラダのように生で食べると効率よく働くと言われています。
大根の栄養成分と効果2・オキシダーゼ
タンパク質や脂質の消化を助ける酵素です。
アミラーゼ同様、熱に弱く酸化されやすい性質を持っています。
大根の栄養成分と効果3・ビタミンC
肌のハリを保つコラーゲンの合成を促進する働きがあり、美肌作りに欠かせません。
また、植物性食品に含まれる非ヘム鉄の吸収を高めます。
大根の栄養成分と効果4・イソチオシアネート
イソチオシアネートは大根の辛さのもとになっている成分で、抗菌作用や食欲増進作用があります。
しかも、発がんを抑える作用があるとしてアメリカでも注目されています。
その他、解毒作用があるとされるオキシダーゼ、タンパク質の消化を助けるプロテアーゼなどの酵素を含んでいます。
大根葉の栄養成分と効果
大根葉の栄養成分と効果1・ビタミンA
ビタミンAは、皮膚や粘膜を構成する上皮細胞をつくることに関わり、その機能維持に欠かせない栄養素です。
体を守る皮膚や粘膜が健やかになることで、免疫力アップに役立ちます。
大根葉の栄養成分と効果2・ビタミンB2
脂質を代謝するのに重要な働きをするビタミンB2。
粘膜を保護する作用があり、目・舌・唇などの健康維持に必要な栄養素です。
大根葉の栄養成分と効果3・カルシウム
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分で、筋肉の収縮をはじめ、さまざまなホルモンや酵素の放出など、生命を維持するのに不可欠なミネラルです。
吸収率が低く不足しがちな栄養素なので、食事から積極的に摂る必要がありますので大根は最適です。
大根葉の栄養成分と効果4・鉄分
鉄分は、血液中で赤血球のヘモグロビンの構成成分となり、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運びます。
鉄分が不足してヘモグロビンが減ると、体に酸素がうまく行き渡らなくなり、頭痛・集中力の低下・疲労感などが起こります。
大根サラダなどを加えてみてはいかがでしょうか。
大根のおいしい食べ方
おでんや煮物、サラダなど幅広く料理に使われる大根。
太くまっすぐしていて、ずっしりとした重さを感じるものがお勧めです。
葉付きの大根は、しっかりとしたみずみずしい葉がついているものが新鮮と言われています。
おすすめレシピ
■大根とクレソンのサラダ
大根を生のまま食べることで、熱に弱い消化酵素を効率よく摂取できます。
■大根葉と大根の麻婆炒め
大根を丸ごと使った料理です。葉のついた大根が手に入ったら、栄養豊富な葉の部分も活用しましょう。
最後に
煮物や大根おろしなど、根の部分を食べることが多い大根ですが、葉も食べるようにしてみてくださいね。
味噌汁の具材にしたり、ご飯に混ぜ込むのもおすすめです。
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