内科医に聞いた糖化とそのリスク

健康維持

今回は、老化や病気の原因となる糖化という恐ろしい現象をテーマを内科医の先生から聞いた事をブログにしてみました。

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糖化とは

皆さん糖化って聞いたことありますか?

何回か糖化と言う言葉は聞いた事があるな程度の方も多いかと思います。最近、老化を促進する要因として注目されているのが糖化という現象なんです。

そこで糖化という現象に気をつけた食事をとっていくということが体の老化や病気を未然に防ぐには非常に大事となってくるんです。そこで今回のブログでは、健康を保ち老化を防ぐために知っておかなければならない糖化という現象について、そして糖化によって起こる健康被害について紹介してきたいと思います。

そして今回の話の続きとして、次回のブログでは糖化を防ぐために必要な食事の方法について紹介してきたいと思いますので今回のブログと次回のブログを合わせてみていただけければと思います。

糖化するってどういう事?

まず初めに糖化とは、どのような現象なのかについて説明したいと思います。

糖化とは、糖とタンパク質が結びついた時に起こる

糖化とは、簡単に説明をすると糖とタンパク質が熱によって結びついたときに起こる現象のことを指します。

糖とタンパク質が結びついた時には、様々な化合物が作られていきます。通常そのほとんどが分解されて害のない物質になるんですが残りの10%ほどは、後戻りのできない老化や病気の原因となる物質に変化してしまうことが分かっているんです。

この老化や病気となる原因となる物質というのがAGE(終末糖化産物)と言うんです。

この糖化や終末糖化産物(AGE)を例えるのであれば、焦げ付きのことをイメージしてもらうと良いかと思います。少し焼きすぎて表面がカリカリになったトーストを思い浮かべてみてください。

焦げた食品は食べるなって聞いた事ありませんか?

これが糖化という現象であり溶けたものの中に終末糖化産物(AGE) があるという風にイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。少し焦げた食事は、良い香りがして食感も良く美味しいと感じるかと思いますが体の中で糖化がどんどん起こってしまったり、糖化が進んだ食べ物を食べ過ぎてしまうと健康被害が出てくる可能性があるということが分かっています。

糖化による健康被害

そこで次に糖化によって起こる健康被害にはどのようなものがあるのかについて説明をしていきたいと思います。

糖化による健康被害1・肌の弾力の低下

糖化による健康被害その1は、肌の弾力の低下です。

皮膚のタンパク質であるコラーゲンが糖化をすることで、皮膚の弾力お肌のハリがなくなってしまいその結果として顔がたるんでシワが多くなってしまいます。

つまり糖化によってお肌の老化が起こってしまうんです。

糖化による健康被害2・皮膚の変色

糖化による健康被害その2は、皮膚の色が変わることです。

皮膚にAGEが蓄積されてしまうと黄ぐすみが進んでしまうことになります。焦げたトーストと同じような変色が肌で起こってしまいどんどん老けた印象になってしまうので注意をしましょう。

糖化による健康被害3・動脈硬化の進行

糖化による健康被害その3は、動脈硬化です。

血液中の悪玉コレステロールが糖化を受けて編成すると血管の壁に蓄積しやすくなり動脈硬化を引き起こすリスクが高くなります。動脈硬化が進行することで心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが上がりますので糖化には気をつけておく必要があるんです。

糖化による健康被害4・腎機能の低下

糖化による健康被害その4は、腎機能の悪化です。

腎臓は、体に溜まった老廃物をろ過する働きをしているんですがAGEが腎臓の中の毛細血管や尿をろ過する基底膜という膜に溜まってしまうと腎臓の機能が低下していき慢性腎臓病になってしまうリスクとなるんです。

糖化による健康被害5・認知症の発症リスク

糖化による健康被害その5は、認知症です。

AGEの蓄積は、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症に影響を与えてしまうんです。

健康な高齢者の脳に比べてアルツハイマー型認知症患者の脳には、約3倍のAGEが蓄積されているという報告もあるので注意が必要かと思います。

糖化による健康被害6・骨粗鬆症

糖化による健康被害その6はこちら骨粗しょう症です。

糖化が進行すると骨を形成しているコラーゲン同士のつながりが弱くなったり骨を作るスピードが遅くなることにより骨がもろくなってしまう骨粗しょう症になりやすくなることが分かっているので注意が必要なんです。

糖化による健康被害7・癌の発症リスク

糖化による健康被害その7はこちら癌です。

細胞の糖化によりAGEの蓄積が進むと遺伝子異常を引き起こして癌が発生するリスクが高まってしまいます。

最後に

今回のまとめになります。今回は、糖とタンパク質が熱によって結びついたときに起こる糖化という現象が体に良くないということを説明しました。

そして糖化による健康被害のリスクとして肌の弾力の低下や皮膚の色が変わることによる肌の老化現象、動脈硬化、腎機能の悪化、認知症、骨粗しょう症、癌のリスクがあることについても説明をしました。

糖化を体に蓄積させないためには、食べる食事の内容が非常に大事となってきます。そこで次回のブログでは糖化を防ぐ食事法について紹介していきたいと思いますのでぜひ次回のブログもセットで見ていただければと思います。

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