甘そうで甘くないお茶 小豆茶(あずきちゃ)

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お茶

「あずき茶」って聞いたことありますか? あずきで作ったお茶のことなのですが、とっても体に嬉しいお茶なんです。あずきで連想出来る食べ物ってお汁粉くらいで、あずきって甘いイメージが強いですがお茶として飲むとどんな感じなんでしょうか、調べてみました。

あずき茶とは

あずき茶とは、焙煎したあずきを煎じて作ったお茶のことです。世間であずき茶と呼ばれているものは2種類あるそうです。

ひとつは、原料であるあずきを焙煎・粉砕して、熱湯で煮だして飲むお茶。

もうひとつは、あんこを作っているときに出る煮汁のこと。

一般的には、前者のものをあずき茶と言っています。あずきのパワーをそのままお茶にして飲むことができ、あんこやぜんざいに入っている砂糖は不使用なので、ダイエットの妨げになりません。

小豆(あずき)の歴史

日本において小豆(あずき)の歴史は古く、1万5000年から2300年前といわれる縄文時代の遺跡からも発掘されており、日本最古の歴史書である古事記にも記載されています。

紀元前4000年頃に栄えていた滋賀県の粟津湖底遺跡、弥生時代に栄えた登呂遺跡などから、小豆(あずき)の化石が発掘されています。

中国においても歴史は古く、漢方で活用されてきました。世界で最も古い薬学書と言われる「神農本草経しんのうほんぞうきょう)」にも記載されている箇所があります。

小豆(あずき)に含まれる特徴的な成分「アントシアニン」

小豆(あずき)の赤い種皮には、アントシアニン呼ばれるポリフェノールの一種が豊富に含まれています。小豆(あずき)のほかにも豆類には多く含まれている成分ですが、海外の研究機関において老化を促進する活性酸素を除去できる働きがあるという報告をされており注目されています。

日本ではアントシアニンに対する研究が十分ではないために、現時点においては医薬品として認められていません。小豆の老舗である「井村屋」では、小豆やアントシアニンのヒトに対する有用性について臨床研究をされており、胃がんの抑制率があがったと報告されています。

その他のあずき茶に含まれている成分

  • たんぱく質
  • サポニン
  • 食物繊維
  • カリウム
  • 葉酸
  • 亜鉛

などの、健康に欠かせない成分が多く入っています。

特に鉄分や葉酸、食物繊維など女性が不足しがちな栄養素が多い事も嬉しいかぎりです。

あずき茶の味

あずきの成分がぎゅっとつまったあずき茶ですが、どのような味がするのか気になります。

ぜんざい(おしるこ)やあんこを想像して飲むと、全然違う味わいなので、ちょっとびっくりするようです。しかし、あずき本来の風味を楽しむことができ、ハマってしまったという人も多くいました。

健康茶として飲むには良さそうです。

あずき茶の効果と効能

あずき茶には、体に良いとされる成分が多く入っています。

どのような効果や効能が期待できるのか調べてみました。

冷え性に

女性に多い冷え性は、年齢を重ねていくとなりやすく、職場で同じ体勢の人などにも多くみられます。

あずきには、サポニンという成分が入っています。サポニンは、マメ科の植物に多く含まれており、コーヒーなどの苦み成分でもあります。

サポニンは、血液中に血栓ができるのを抑制する力があります。さらに毛細血管の血流をよくする働きもあるので、身体の血流が良くなり、冷え性対策に繋がりそうです。

母乳が出やすくなる

あずきは、体内の血流がよくなる効果は、母乳が出やすくなる効果に繋がります。よく母乳が詰まってしまい痛い思いをしているお母さんには、おすすめのお茶です。おはぎなどよく差し入れがありますがどうしても甘味を出す為に砂糖を使いますので沢山はたべられないので助かります。

免疫細胞を活性化させる

サポニンは、免疫機能のあるリンパ球のひとつナチュラルキラー細胞を活性化します。

そのため、免疫力があがり、インフルエンザなどのウイルスや細菌からも身体を守ってくれる期待がもてます。疲れや体調不良から免疫力が低下することもあるので、そんなときに飲んでみてください。

また子どもにも飲みやすい味なので、大人だけでなく小さなお子様にも良いかも知れません。

貧血の予防になる

あずき茶には、鉄や銅が含まれています。鉄分は血液中のヘモグロビンに必要な栄養素で、血液の構造物を作るために必須な成分です。

女性や妊娠中の方にも多い貧血は、気分が悪くなる・立ち眩みがするなどと本当につらい病気です。

しかし、鉄は利用できる形に変化しなければならず、そのため銅が必要となります。貧血予防には鉄分だけでなく銅も大切です。

あずき茶には、鉄分だけでなく銅も多く含まれているので、しっかりと貧血を予防してくれるのです。

ダイエット効果が期待できる

サポニンは、腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸とくっつくのを防ぐ働きがあります。

そのため、余分な脂肪が蓄積されるのを防いでくれるのです。サポニンは、脂肪燃焼を促進する働きをもつアディポネクチンの分泌も促進します。

さらに、サポニンには抗酸化作用があります。血液中の脂肪やコレステロールは、酸化によって悪玉コレステロールになり、血管内に脂肪がたまってしまいます。

しかし、サポニンの抗酸化作用により、酸化をとめ悪玉コレステロールの生成を防いでくれるのです。

サポニンのパワーだけでも、ダイエット効果への期待はありますが、あずき茶はカロリーゼロなので、カロリーを気にせず飲むことができるというのも理由のひとつです。

むくみを防ぐ

妊婦さんや女性、体重が気になる男性などに多いむくみ、症状がひどくなるととても辛いものです。

むくみには、カリウムが多く含まれた食べ物がすすめられています。それは、カリウムに細胞の浸透圧を調整する働きがあり、利尿作用により余分な水分を体外に出すことができるからです。

肝機能の向上

サポニンは過酸化脂質を抑制する働きをもっています。この過酸化脂質は、中性脂肪やコレステロールが活性酸素により酸化されたもので、肝臓に影響します。

肝臓に脂肪がたまった脂肪肝の状態になってしまう可能性があります。脂肪肝になると、肝臓の脂肪が酸化し、延焼しやすくなってしまいます。

そのため、肝機能が下がってしまうのです。サポニンが、肝機能低下の原因となる過酸化脂質を抑制するので、肝機能の向上が期待できます。

咳や痰を抑えてくれる

咳や痰が多く出る人には、サポニンがおすすめです。

市販のサプリメントなどにも含まれている成分なのですが、咳や痰を抑える働きがあります。

便秘の予防と改善

便秘の症状は女性だけでなく、赤ちゃんや子ども・男性も抱える悩みです。

便秘の原因として考えられるのは、水分が足りていない、食物繊維が不足している、腸の動きが弱い、運動していない、過度の緊張を感じている、慢性的に便を我慢しているなどの理由が挙げられます。

普段の食事や運動、睡眠などをしっかりととることが一番の改善方法です。あずき茶には水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。

そのため、あずき茶を飲むことで水分不足と食物繊維不足を補うことができます。水溶性の食物繊維は、便の中に溶け込んで便を軟らかくしてくれます。そのため、腸内を通過しやすく、便がでやすくなる効果が期待できます。

疲労回復に効果がある

あずき茶には、ビタミンB群が多く含まれています。葉酸もそのひとつです。

ビタミンB群の中で、B1に関しては、豚肉と同じくらいの量があずき茶に含まれているのです。

ビタミンB群は、疲労回復効果が期待できます。それは、糖質などの栄養素をエネルギーに変える働きを持っているからです。また、筋肉や神経の疲れをやわらげる働きももっています。

ビタミンB群を多く摂取することで、疲れを感じにくくなり、元気な身体を作ることができます。

あずき茶のカフェインは?

あずき茶は、あずきから作られているのでノンカフェインです。そのため、妊婦さんやカフェインが苦手な人、小さなお子様も安心して飲むことができます。

栄養素がたっぷり入っているので、赤ちゃんへの栄養補給に飲ませる場合には、生後7~8か月を過ぎた離乳食中期以降がよいでしょう。あずきの煮豆などをつぶして食べさせることができる時期です。

あずき茶のつくり方

【材料】
水 5カップ
小豆 大さじ4(キズや虫食いのない、国産の新鮮なものを選んで。粒の大小は、好みでOK)

【つくり方】
(1) 洗った小豆をふく

小豆はさっと水洗いしたら、ザルに上げて水気をきる。バットなどに広げて、ふきんやペーパタオルで完全に水気をふき取る。

(2) フライパンでいる

フライパンに(1)を入れて、弱火~弱めの中火にかける。

焦げないよう、木ベラなどで常に混ぜながら約10分、香ばしい香りが立ってきて、褐色になるまでいる。

(3) 30分ほど煮出す

鍋に(2)と水を入れて火にかける。沸騰したら弱火にし、30分煮出す。湯が茶褐色になり、3カップ程度になるまで煮詰める。

(4) ザルでこす

(3)をザルでこし、あずき茶と小豆に分けて、冷めたらそれぞれ保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。小豆はすぐに食べない場合、冷凍で1か月間保存も可能。

●効果的な飲み方

麦茶感覚で、いつ飲んでもOK。冷温どちらでも効果は変わらないので、好みで温めて。栄養豊富なぶん、傷みやすいので、冷蔵保存で2~3日で飲みきるのが基本。それを目安に、家族構成などで1日に飲む量を把握し、つくる量を加減しましょう。また、「つくるたびに小豆をいるのが面倒」という人は、まとめていってもOKです。フライパンに重ならない程度の分量でいって、冷めたら湿気を防ぐように保存し、1か月を目安に使いきりましょう。ただし、いりたての方が風味はいいです。

残った小豆も食べてもOK

残った小豆にも栄養たっぷりなので、捨てずにぜひ活用しましょう。煮出しただけの小豆はややかためです。そのままさまざまなメニューに加えて歯ごたえを楽しむのもいいですし、やわらかくして食べたいなら、肉ジャガや筑前煮、カレーなどに加えて煮込んでもおいしくなります。

●腸内環境を整えるヨーグルトとはちみつを合わせて

ヨーグルトにトッピングすると、小豆の食物繊維と乳酸菌が腸内環境を整え、便秘解消に。「小豆のビタミンB&Eは脂溶性なので、ヨーグルトと一緒にとることで吸収がアップ。はちみつにも腸内環境を整える効果があります」。

●おかゆに加えてかさ増し効果&栄養価アップ

ダイエットメニューの定番、おかゆにプラス。「ものたりなくなりがちなおかゆを、かさ増しできるだけでなく、小豆の食物繊維やタンパク質、カリウムなどが加わって、栄養面も充実しますよ」。

あずき茶の副作用

あずき茶は香ばしく甘みがあるうえ、カフェインが入っていないのでつい飲み過ぎてしまいそうですが、どの様な注意点に気を付ければ良いのでしょうか?

あずき茶にはカリウムが豊富に含まれています。むくみ解消の効能がありますが、利尿作用が強いため頻尿になりやすくなります。腎臓を患っている場合は注意しましょう。また、食物繊維が多いので飲み過ぎると下痢になりやすくなります。大豆アレルギーがある場合は主治医に確認したうえで飲みましょう。

まとめ

そもそもあずき茶というものがあることを知らなかった人も多いのではないでしょうか?

あずき茶の風味や身体にもたらすよい効果などから、人気や注目度がぐんぐん上がってきています。

妊婦さんやお子様もノンカフェインで安心して飲むことができるので、ご家族の日常茶として、楽しんでみてください。

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