最近体の柔軟性がなくなってきました。恥ずかしながら前屈運動など床に指先さえつきません・・・。体が硬くなってきたなぁと感じます。これって骨が固くなったの?筋肉などは外見からも分かりますが骨は外見からは分かりませんし日頃気にしませんよね。自分の体を支えてくれている骨に関して何も知らないなんてどうかな?と感じたので少し骨について調べてみました。
骨
人間のからだの骨は全部で206個もあります。大きく分けるとこうなります。
- 鎖骨(さこつ)
- 肩甲骨(けんこうこつ)
- 肋骨(ろっこつ)
- 脊柱(せきちゅう)
- 腸骨(ちょうこつ)
- 仙骨(せんこつ)
- 尾骨(びこつ)
- 恥骨(ちこつ)
- 坐骨’ざこつ)
- 頭蓋骨(とうがいこつ)
- 上腕骨(じょうわんこつ)
- 尺骨(しゃっこつ)
- 橈骨(とうこつ)
- 手(て)
- 大腿骨(だいたいこつ)
- 膝がい骨(しつがいこつ)
- 脛骨(けいこつ)
- 腓骨(ひこつ)
- 踵骨(しょうこつ)
骨のしくみ
人のからだは206個もの骨の組み合わせで支えられています。骨はからだを支えるだけでなく、内臓を守ったり、カルシウムなどのミネラルを貯めておくはたらきをしています。また、筋肉と協力して、立ったり歩いたりといった運動をするはたらきもしています。
身体上の位置で代表的な骨の部位
頭蓋骨(とうがいこつ):脳をまもる頑丈(がんじょう)な器
ほぼ平たい骨がしっかりとかみ合ってできています。
もし頭蓋骨が無かったら頭をぶつけるだけで脳がくずれてしまいます。
脊柱(せきちゅう):脊髄(せきずい)を守る、からだを支える柱
脊柱は臼(うす)のような骨がいくつも重なってできています。
もし脊柱が無かったら人は立っていることも座っていることもできなくなります。
肋骨(ろっこつ):心臓や肺を守る
肋骨は、心臓や肺など大切な臓器を守る鎧(よろい)の役目をしています。呼吸をするときに肺がふくらんだり、縮んだりするのに合わせて動いています。そうです、肋骨は筋肉の力を借りて動くんです。肋骨は左右12対、合計24本の骨でできています。
手の骨:手を器用(きよう)に動かす
- 手(片手)は全部で27個の骨がかみ合ってできています。
- 手首の付け根にある手根骨(しゅこんこつ):8個
- 手の甲(こう)にある中手骨(ちゅうしゅこつ):5個
- 手指の骨 指骨(しこつ):14個
骨のなか
部位によってちがい、血液をつくるはたらきをしているところもあります。
※部位:身体上の位置のこと。
骨は、からだを支えたり、血液を作ったりと大切なはたらきをしています。
骨の構造
骨のなかにある骨髄(こつずい)では、酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球(せっけっきゅう)、細菌(さいきん)やウイルスとたたかう免疫(めんえき)の主体となる白血球(はっけっきゅう)、けがをしたときに出血を止める血小板(けっしょうばん)などが作られています。またこれらの血球成分や養分・ホルモン・老廃物(ろうはいぶつ)などを運ぶ液体成分の血漿(けっしょう)は、肝臓(かんぞう)で作られているといわれています。
骨の病気
骨のケガや病気
骨折(こっせつ)がいちばん多く起きやすいです。
「骨折」
【どんな病気】転んだり、高いところから落ちたりして骨が折れたり、骨にひびが入ったりした状態です。【主な症状(しょうじょう)】強い痛みや腫(は)れ、内出血(ないしゅっけつ)、骨が曲がるなど変形が起こる場合もあります。折れた骨が内臓を傷めると出血する場合もあります。見た目には分りにくいこともあるので、骨折かなと思ったら、早めに医師に相談しましょう。【検査方法】まずレントゲン検査で骨の状態を確かめます。子どもの場合は骨がやわらかく、折れているかが分りにくいため、角度を変えてレントゲンを撮(と)ったり、CTやMRIなどの特殊(とくしゅ)な検査をすることもあります。【治療(ちりょう)】ギプス【石膏(せっこう)の塗(ぬ)ってある包帯〈最近はプラスチック製のものもある〉】やコルセット〈固定するもの〉などで動かないように固めて、折れた骨を接合(せつごう)します。折れた部分がズレている場合は、正しい位置にもどすために牽引(けんいん=ひっぱること)や手術をする場合もあります。くわしくは、医師に相談しましょう。【リハビリテーション】長い期間、骨を動かないように固定(こてい)していると筋肉が弱くなったり、からだの動きが悪くなったりすることがあります。弱った筋肉を強くしたり、動きをよくするための訓練をリハビリテーションといいます。
骨が強い弱いの違い
健康な骨は若いときの毎日の生活で作られています。強い骨を作るために
いっぱい運動して、栄養をとることがたいせつです。
「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」
【どんな病気】骨からカルシウムが溶(と)け出して骨が弱くなり、折れやすくなった状態です。さまざまな病気や薬の影響(えいきょう)でなることもあります。主に女性に多く更年期や閉経後、加齢によって進行するといわれています。自覚症状(じかくしょうじょう)はあまり無く、ちょっとしたことで骨折(こっせつ)しやすくなります。病気が進行すると咳(せき)やくしゃみをしただけで骨が折れたりすることもあるので、注意が必要です。【なぜ骨が弱くなる】骨を作る力が弱くなることが主な原因です。また、運動不足やカルシウムの不足も骨を弱くします。女性は、閉経を迎え、女性ホルモンの分泌(ぶんぴつ)が減少してくることで、骨が弱くなります。【予防】子どもの頃から太陽の下での適度な運動と、カルシウムやマグネシウムなどをとることが大切です。更年期以後の方は、カルシウムもより一層必要になります。運動も、まず歩くことから。買い物の時に少しだけ遠回りしたり、無理なくできることから始めましょう。【治療(ちりょう)】カルシウム剤、ビタミンD3剤のほか、痛みがある場合には痛みを抑(おさ)える薬、筋肉の緊張(きんちょう)をほぐす薬などが使われています。
最後に
骨はからだを支えるだけでなく、内臓を守ったり、カルシウムなどのミネラルを貯めておくはたらきをし、筋肉と協力して、立ったり歩いたりといった運動をするはたらきもしてくれています。日頃気にしないところでものあるので調べた病気などのは注意していきたいです。最後の最後に体が硬くなるのは骨が硬くなることはなかったです。
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