七転び八起き 何度でも立ち上がる!達磨(だるま)さんの話し

信仰・縁起物

だるまは達磨大師という人がモデルになっており、江戸時代に縁起物として浸透していたとされています。達磨大師は自分の精神を磨き、人格を高めることを広めていたことから、縁起物として「だるま」が出来たようです。

特に黒いだるまは、商売繁盛や金運を上げる効果が期待できるとされています。相手が商売を大切にしている方であれば、贈り物として渡せば喜んでもらうことができるかもしれません。

小さい頃、だるまさんがころんだって

よく遊んだんだぜ

でも最近の子供はしないようよ

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「だるま」とは

「だるま(達磨)」は縁起のいい置物として昔からそして現在でも多くの人に愛用されています。願い事を叶える助けをしてくれる可愛いアイテムとして「だるま」は今でも人気があります。

しかし、「だるま」は単なる飾りではなく、実は深い意味と由来が隠されているのです。そこで「だるま」の由来、モデルになった人、意味などについて調べてみました。

「だるま」についてさらに詳しく知ることで、あなたの「だるま」に対する愛がさらに深まれば嬉しいです。

「だるま」の由来

「だるま」は達磨大師という人がモデルになっています。

達磨大師は9年間もの間、壁に向かって坐禅を行い、手足が腐ってしまったという伝説をもつ禅宗の祖師で、もともとは、インドの生まれですが、中国に渡り禅宗を伝え、広めた人物です。やがてその達磨大師の教えは、日本にも伝わり武士を中心に全国に広まったとされています。

これをきっかけに、鎌倉時代に手足のない形の置物が作られるようになり、室町時代に底が丸くなっている倒れない形の置物である「起き上がり小法師」が日本に伝わりましたが、現在の「だるま」が作られたのは江戸時代頃になってからです。

達磨大師の置物を「起き上がり小法師」の形に作るようしたのは、達磨大師の困難や苦労にもくじけない思いが込められているのといわれています。

「だるま」のモデル

「だるま」のモデルになった達磨大師は「二入四行論(ににゅうしぎょうろん)」を唱え「二入四行論」は自分の精神を磨き、人格を高めるために唱えられた教えです。

「二入四行論」では自分の行いの責任をしっかりととり、忍耐強くいるようにと唱えられています。また、自分ができることから取り組み、毎日の中で誠心誠意を尽くすことの重要さが解かれています。

「二入四行論」の教えに従えば、達成できないことはないと言われています。「だるま」はこのような教えを思い出させてくれ、あなたの願い事や目標に近づく助けをしてくれるのです。

「だるま」を飾る意味

「だるま」は江戸時代に縁起物として飾られるようになりました。「だるま」の赤色は魔除け効果があると信じられており、病気予防などにも使われていたのです。

それが徐々に変化し、現在では願い事を叶えてくれる助けをしてくれる置物として飾られています。

「だるま」の目入れの意味

願い事をするときに「だるま」の左目を書き込み、願い事が叶ったら「だるま」の右目を書き込見ますが「だるま」を飾り始めた当初からこのように「だるま」の目入れを行なっていたわけではなかったようです。

「だるま」の目入れが始まったのは、江戸時代に疱瘡(ほうそう)という病気が流行ったのがきっかけだという説があります。

疱瘡にかかってしまった人は視力が低下することから、美しい目の「だるま」が人気を集めました。この頃に、人々が自分の好きな目を自分で描けるようにと、目が入っていない「だるま」が作られるようになったといわれています。

「だるま」の色の意味

「だるま」と聞けば、赤くて厳つい顔を思い浮かべる人がほとんどだと思います。

江戸時代にはほとんどの「だるま」が赤色、または白色であり、それ以外の色の「だるま」を見かけることもありませんでした。しかし、昭和以降になると様々な意味を込めて、赤白以外のたくさんの色の「だるま」が作られるようになったのです。

ここでは、それぞれの色にどのような意味が込められているのかについてもう少し調べてみました。

自分の願い事に合った色の「だるま」はどれかと想像しながら読んでみてください。

黒い「だるま」の意味

黒い「だるま」は商売繁盛の意味が込められています。

黒色は力強さや迫力を感じさせ、やる気を沸かすに間違いありません。

黒字を招き、安定した金運を招く力があると考えられており、商売に関する願い事を込めたい人におすすめです。

黄色の「だるま」の意味

黄色は穀物の実りの色であることから「豊穣」を意味します。また、転じて金運上昇などの意味もあります。

黄色は、見ている人を元気にしてくれる色です。

開店祝いや転職のプレゼントとして最適です。

金色の「だるま」の意味

金色の「だるま」には金運向上の意味が込められています。

派手な色で家だけに限らず、事務所などの雰囲気を明るいものにしてくれるに間違いありません。

金銭的な願い事を叶えたい人におすすめの色です。

私はこの達磨が欲しいわ

赤い「だるま」の意味

赤い「だるま」は昔から使用されていた色で、魔除け効果があると信じられていました。

そのため、病気や災難を妨げるための縁起物として、最も古い歴史を持っています。

家内安全や開運吉祥の意味が込められており、現在でも人気の色です。

白い「だるま」の意味

白い「だるま」には受験合格や目標達成の意味が込められています。

白い「だるま」も「だるま」が作られ始めた当初からある色で、深い歴史を持っています。

また、白い「だるま」は純粋なイメージがあり、爽やかな雰囲気を感じさせます。

どの色の「だルま」を選べばいいか迷った人は、白い「だるま」を選ぶのがおすすめです。

最後に

ここでは「だるま」の意味や由来について詳しく解説していきました。

「だるま」のコロコロとした可愛い姿の裏には意外と深い意味が隠されているのです。

達磨大師の教えや態度を自分の生活にも取り入れると、実現不可能な願い事なんてないのです!

「だるま」に込められた意味をよく考えながら、願い事の実現に向かって頑張って努力してくださいね。

「だるま」がそんなあなたを必ず見守ってくれます。

達磨さんは転んでも最後には立つんだぜ

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