今回はアメリカのミシガン大学が発表した、健康寿命を延ばす食材をテーマにお話をしてきたいと思います。
なんと平均寿命と健康寿命には10年も差があった
現在日本人の平均寿命は女性は87歳男性は81歳ぐらいになっており、世界中のどの国と比較しても負けないぐらい日本人は長生きできる時代になってきています。
しかしこれはあくまでも、寿命の話で健康で暮らしていける年齢ではありません。
大切なのは昨日まで健康で、今日亡くなるなのではないとです。
皆さんは平均寿命という指標がある一方で、健康寿命という概念があることはご存知でしょうか?
健康寿命というのは健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義されています。
大切なのは平均寿命ではなく健康寿命
いくら長生きしても健康的で過ごせる期間でなければ、決して望ましいことではないと思います。
現在の日本人の健康寿命に関しては、女性は75歳男性は72歳ぐらいと言われています。
日本人の平均寿命は確かに長いのですが、平均寿命と健康寿命との間には大体10年ほどの差が出てしまっているんです。
そして健康寿命に影響を及ぼす要因の一つに、普段の食生活が挙げられます。
普段の食生活が健康寿命を縮める
最近では健康寿命伸ばすための食事生活への取り組みが活発になってきています。
そこで普段通っている食事と健康寿命との関連性について、2021年8月に面白い論文が発表されました。
この注目すべき論文というのは、アメリカのミシガン大学で発表されたこちらの論文になります。
この論文ではそれぞれの食材や料理などが健康寿命にとって、プラスになるかマイナスになるのかを一食あたりの分単位で分かりやすくしてくれています。
健康寿命伸ばす食事を7選
そこで今回のブログではミシガン大学が算出した健康寿命伸ばす食事を7個厳選してご紹介してきたいと思います。
そして次回のブログは、健康寿命を縮める食事についても紹介していきたいと思います。
ぜひ今回のブログと次回のブログを合わせて見てみてください。
健康寿命伸ばす食事食材1・ピーナッツ
健康寿命伸ばす食事その1は、こちらピーナッツです。
このピーナッツは、一食り健康寿命を25.5分ばすということが算出されています。
ピーナッツには、脳の神経細胞の働きを活性化させるのを助けるレシチンという成分が含まれているので、認知機能を向上させる効果が期待できます。
そしてピーナッツの薄皮には、アンチエイジング効果の高いポリフェノールが豊富に含まれているんです。
ピーナッツは手軽に食べることができて、しかも健康寿命伸ばす効果が高いのですごくお勧めできる食材となります。
健康寿命伸ばす食事食材2・ピスタチオ
健康寿命伸ばす食事その2は、こちらピスタチオです。
ピスタチオは一食あたりの健康寿命を25.28分伸ばすということが算出されています。
やはりナッツ類は、全般的に健康効果が高い食材と言えると思います。
ナッツ類が共通して持っている健康に良い栄養素としては、
- 不飽和脂肪酸
- ビタミンE
- 食物繊維
- ミネラル
などが挙げられると思います。
ナッツ類の優れた健康的効能については過去のブログで詳しく取り上げていますので、是非こちらの過去ブログで詳しく確認してみてください。
健康寿命伸ばす食事食材3・サーモン
健康寿命伸ばす食事その3は、こちらサーモンです。
サーモンと言えば、お寿司の人気ネタの一つですね。
このサーモンは一切れ当たり、健康寿命を15.98分伸ばすということが算出されています。
魚には良質なタンパク質が豊富に含まれているので、筋肉量を一定に保ってい健康寿命維持するためにはとても効果的です。
それに加えてサーモンには、アスタキサンチンという最強の抗酸化物質が含まれています。
このアスタキサンチンによる抗酸化作用によって、認知症を予防したり動脈硬化や糖尿病の予防効果が発揮されます。
そしてこういった疾患を予防する作用によって、健康寿命が伸びる効果があると考えられると思います。
なおアスタキサンチンの優れた健康的効能については過去のブログで詳しく取り上げていますので、是非こちらの過去ブログで確認してみてください。
健康寿命伸ばす食事食材4・納豆ご飯
健康寿命を延ばす食事その4は、こちら納豆ご飯です。
この納豆ご飯は一食あたり、健康寿命を13.79分伸ばすということが算出されています。
納豆が健康に良いということは、海外においても高く評価されています。
まず納豆の原材料である大豆には、畑の肉と呼ばれるほどに豊富な植物性のタンパク質が含まれています。
そしてなんといっても納豆は、納豆菌によってもたらされる健康的効能が特筆されます。
この納豆菌が作り出すナットウキナーゼによって、血栓が血管の中で作られにくくなるので脳梗塞や心筋梗塞などの予防効果が発揮されます。
またこの納豆菌によって、腸内環境のバランスを整える作用も期待できると思います。
納豆は日本人が昔から食べてきた伝統的な食材です。
ぜひ健康寿命伸ばすためにも、納豆を定期的に食べて欲しいと思います。
健康寿命伸ばす食事食材5・バナナ
健康寿命を延ばす食事その5は、こちらはバナナです。
バナナは一食あたり、健康寿命を13.49分伸ばすということが算出されています。
世界中で食べられているバナナは、実は健康や美容面での効果も注目されています。
バナナでは活性酸素を抑えるために必要となる、
- ポリフェノール
- ベータカロテン
- ビタミンA
- ケルセチン
- ビタミンC
- ビタミンE
などが豊富に含まれています。
またバナナに含まれているカリウムによって、体の中の余分な塩分を外に出すことで血圧の上昇を抑えて、動脈硬化を抑える効果も期待できるんです。
そしてバナナには、食物繊維やオリゴ糖も多く含まれています。
なので腸内環境を健康に保つ効果も期待できると思います。
健康寿命伸ばす食事食材6・リンゴ
健康寿命を延ばし食事その6は、こちらリンゴです。
このリンゴは一食あたり、健康寿命を13.46分伸ばすということが算出されています。
リンゴによってもたらされる健康的効果は、食物繊維であるペクチンとカリウムそしてポリフェノールによる影響が大きいです。
食物繊維のペクチンは、水溶性食物繊維に分類されます。
このペクチンによって腸内環境が整うだけではなく、コレステロールの吸収を抑える効果も期待できます。
そしてカリウムが豊富に含まれているので、バナナの時と同様に血圧の上昇を抑える効果が期待できると思います。
さらにリンゴにはポリフェノールが多く含まれているので、動脈硬化の進行を防いだり肌を若く保つ効果も期待できると思います。
なおリンゴに関してもバナナに関してもそうですが、果物にはどうしても糖質が多く含まれていますので、食べ過ぎないように毎日少しずつ食べるようにすることが大切にになってくると思います。
健康寿命伸ばす食事食材7・オートミール
健康寿命伸ばす食事その7は、こちらオートミールです。
オートミールは一食あたり健康寿命を8.03分伸ばすということが算出されています。
オートミールは他の炭水化物と比べてGI値が低いので、血糖値の上昇を緩やかに抑えることが特徴の一つとなります。
またオートミールは、食物繊維やビタミンB群が豊富に含まれています。
そしてオートミールにはビタミンEやポリフェノールなどの働きによって、抗酸化作用を発揮することも健康寿命を延ばすためには効果的な点かと思います。
オートミールの優れた栄養については過去のブログでも取り上げていますので、是非こちらの過去ブログについても参考にしてみてください。
そして健康寿命を延ばすその他の食事食材については下記に記載しておきますので参考してもらえたらと思います
- きゅうり
- トマト
- アボカド
- 豆類
- レタス
- ツナサラダ
- シリアルなど
最後に
今回はミシガン大学が発表した健康寿命を伸ばす食事として、
- 健康寿命伸ばす食事食材1・ピーナッツ
- 健康寿命伸ばす食事食材2・ピスタチオ
- 健康寿命伸ばす食事食材3・サーモン
- 健康寿命伸ばす食事食材4・納豆ご飯
- 健康寿命伸ばす食事食材5・バナナ
- 健康寿命伸ばす食事食材6・リンゴ
- 健康寿命伸ばす食事食材7・オートミール
の7品目を紹介しました。
今回のミシガン大学の発表というのは、健康寿命伸ばす効果を踏ん単位で計算して出しているので、直感で理解できわかりやすいかと思います。
ぜひ普段の食事の参考にしてもらえたらと思います。
ただし、いくら健康寿命を延ばすからと一度に大量に摂取などすると逆に縮めてしまう要因になりかねませんので、毎日の食生活の中に適量増やしてみてください。
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