今回は実は間違って覚えてることが多い健康常識について、以前に出したブログに引き続いてお話をしてきたいと思います。
皆さんは健康にとって良さそうな常識を沢山ご存知だと思います。
ただ世の中で出回っている健康常識の中には、実は当たり前と思われていても実際には間違った情報であったり、医学的根拠に乏しい情報であったりすることも実は多いです。
以前に出したこちらのブログではその一例として、7つの間違ってる健康常識について取り上げて説明をしました。
まだそのブログを見ていないという方は、ぜひこちらのブログについても参考にしてみてください。
そして今回のブログでは、多くの人が勘違いしてることが多い健康についての誤った常識について前回取り上げた以外のものをご紹介していきたいと思います。
情報が更新されている健康常識part2 内科医が警鐘 実は間違っている健康常識
情報が更新されている健康常識1・肉を食べると太るは間違い
情報が更新されている健康常識その1は、こちら肉を食べると太るです。
いまだに肉を食べると太ると思い込んでしまって、肉をほとんど食べないという人がいますが実はこの考え方は間違っています。
現在では太る原因は炭水化物や糖質の摂り過ぎであり、肉の主成分であるタンパク質に関してはあまり肥満にはつながらないと考えられているんです。
むしろダイエットによる筋肉量の低下を防ぐためにタンパク質をしっかりと取っていくことは重要ですし、タンパク質には余分な食欲抑える効果もあるんです。
またタンパク質を摂ることで筋肉量が増えて基礎代謝を上げる効果があったり、肉に含まれるLカルニチンという栄養素によって脂肪の燃焼を促す効果もあるので、ダイエットの際に肉を制限する必要はないと今では言われています。
ただし肉についている余分な脂肪であったり、鶏肉の場合には皮の部分に脂肪成分が多く含まれていますので、ダイエット中の方はこれらの脂肪成分は取り除いて食べるようにしてもらった方が良いかもしれません。
情報が更新されている健康常識2・風邪の時にお風呂はNGは間違い
情報が更新されている健康常識その2は、こちら風邪の時に風呂に入ってはいけないです。
子供のころ風邪の時にお風呂に入ってはダメ、ということを言われたことありませんか?
このことは実際に患者さんからよく質問されることが多いですですが、この事に関しても現在では間違っていると言われています。
実はこのように言われてきたのは、昔のお風呂事情にあるそうなんです。
昔の時代には風呂は、若い方は想像出来ないかもしれませんが家の外になりました。
分かる方ならいわゆる五右衛門風呂をイメージしてもらうといいと思います。
なので昔の時代においては、風邪を引いている時に寒い外に出ると余計に症状が悪くなることからこのように言われるようになったそうなんです。
今の考え方としては風邪を引いていても入浴しても基本的には問題ありません。
入浴によって体を清潔に保って、体を温めることは風邪を引いた時にも効果的です。
ただし風邪の時の入浴の際に気をつけて欲しいのは、湯冷めとのぼせになります。
体が冷えてしまうと免疫の働きが弱くなってしまうので、入浴の後に湯冷めしないように気をつけてください。
またもし風邪で高熱になってしまった時には、お風呂でのぼせてしまう可能性があるので、高熱の場合には入浴しないでおいた方が良いもしれません。
情報が更新されている健康常識3・バターよりマーガリンは間違い
情報が更新されている健康常識3は、こちら動物性のバターより植物性のマーガリンの方がいいです。
動物性のものよりも植物性の方がいいと思う人も多いかと思いますが、実はマーガリンは健康にはよくありません。
というのもマーガリンには、加工の過程でトランス脂肪酸が含まれてしまうからなんです。
このトランス脂肪酸に関しては動脈硬化を促進して心血管イベントの危険性を高めたり免疫機能を低下させたり発がんリスクを高めてしまったりする懸念があると言われています。
なのでマーガリンは極力食べないようにしてもらった方が無難です。
情報が更新されている健康常識4・甘いものを食べると頭が働くは間違い
情報が更新されている健康常識その4は、こちら甘いものを食べると頭が働くです。
仕事や勉強なので頭を働かせるために甘いものをあえて食べるという人もいるかもしれませんが、実はこれは逆効果なんです。
甘いお菓子や清涼飲料水を取りながら仕事や勉強をすると一時的に血糖値が急上昇するので、気分が良くなったように感じます。
これをSugar HIGH(糖分による興奮状態)と言われこの状態は、実はあまり長続きしないんです。
実はその後、急激に上昇しすぎた血糖値に反応して血糖値を下げるインスリンが過剰に分泌されるので、最終的には血糖値の急降下してしまうことがあるんです。
この血糖値の急降下のことをシュガークラッシュ(低血糖症)と呼んだりします。
この血糖値の急上昇の次に起こる血糖値の急降下によって低血糖状態になることがあり、そのことを反応性低血糖と呼んだりします。
この反応性低血糖によって頭がぼーっとして、逆に集中力がなくなってしまうことにつながってしまうので注意が必要と思います。
なので勉強したり集中したりしたい時には、甘い物に頼らないようにしてもらった方がいいと思います。
情報が更新されている健康常識5・昼寝をすると夜寝られないは間違い
情報が更新されている健康常識その5は、こちら昼寝をすると夜寝つきが悪くなるです。
昼寝をしても必ずしも寝つきが悪くなるわけではありません。
大事なのは昼寝の時間になります。
実は30分以内の昼寝をすることで、逆に寝つきが良くなるというデータがあるんです。
というのも夜寝つきが悪くなる原因の一つが脳の疲労やストレスと言われています。
朝からずっと活動しっぱなしだと脳が疲れてしまって、睡眠のリズムをうまく作ることができなくなるんです。
そこで昼に短時間の昼寝をすることで、脳のストレスを軽減することができその結果睡眠のリズムを良好に保つことができるようになるんです。
なので昼寝を短時間とる時間がある方は、是非昼寝を取り入れるようにしてみてください。
ただし昼寝で1時間以上寝てしまうと夜の睡眠時間を短くなってしまうというデータもあるので、昼寝は15分から30分という時間はしっかりと守るようにしてください。
情報が更新されている健康常識6・卵は1日1個までは間違い
情報が更新されている健康常識その6は、こちら卵は1日に一個までです。
卵を食べすぎるとコレステロールが上がってしまうので、1日に1個までにしなさいと言われた事はありませんか?
実は近年の研究においてコレステロールの値は、食べ物の影響をそこまで多く受けてないということが明らかにされているんです。
実は人間の体の中に存在するコレステロールの8割以上は、人間の体内で作られているので食事による影響というのは、全体の2割も満たないほど少ない量なんです。
また食事でのコレステロールの摂取量が増えると体内で作られるコレステロールの量を減らす調節機能が人間には備わっていますなので、そこまで神経質に卵の数を制限しすぎる必要はないんです。
最後に
今回は実は間違っている健康常識part2として、
- 情報が更新されている健康常識1・肉を食べると太るは間違い
- 情報が更新されている健康常識2・風邪の時にお風呂はNGは間違い
- 情報が更新されている健康常識3・バターよりマーガリンは間違い
- 情報が更新されている健康常識4・甘いものを食べると頭が働くは間違い
- 情報が更新されている健康常識5・昼寝をすると夜寝られないは間違い
- 情報が更新されている健康常識6・卵は1日1個までは間違い
の項目を説明しました。
間違った知識を当たり前と思って過ごしていることは多いと思います。
今回紹介した内容がもしそうであったように日ごろ当たり前と思っている知識についても本当に正しいかどうか、更新されていまいかを確かめに行くことが必要かもしれません ね。
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